甲子園交流試合 創成館は平田(島根)と対戦 上原主将「実感が湧いてきた」

抽選を終えて、3年生に平田(島根)との対戦を知らせる主将の上原(左)=諫早市、創成館高野球場

 創成館の対戦相手は21世紀枠で選抜出場権を手にしていた平田(島根)に決定。オンライン抽選後、練習中だったチームに報告した主将の上原は「実感が湧いてきた。ピッチャーのコントロールが良くて失点が少ない印象がある相手。いろんな状況を想定して、最高のプレーをやりたい」と言葉に力を込めた。
 全国の選手たちがコロナ禍に夢を奪われて、迎える前例のない夏。稙田監督は「当たり前じゃないというのは十分に分かっていると思う。全てに感謝して、大事に戦ってほしい」と期待を込めた。
 甲子園は待ち遠しいが、今、選手たちが集中するのは中止になった本来の夏の甲子園予選の代替県大会(10日開幕)。他校が「打倒創成館」を狙う中、勝って大舞台へ乗り込めるかどうかは大きな焦点になる。攻撃の中心、猿渡は「優勝して甲子園に行くと、全員で言い合っている。今まで以上に気合を入れて無駄がないように一人一人の課題に取り組んでいく」と闘志を燃やした。

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