アートで県内周遊を 青森アートミュージアム5館連携協が設立

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連携して事業に取り組む方針を確認した5館の館長ら=8日、青森県立美術館

 青森県内の公立美術館5館による「青森アートミュージアム5館連携協議会」が8日、設立した。美術館の認知度向上やアートを核にした県内周遊の促進を目指し、今後は5館共通のホームページを立ち上げたり、イベントを企画したりする。

 対象となるのは県立美術館、国際芸術センター青森(以上青森市)、十和田市現代美術館、11日にグランドオープンする弘前れんが倉庫美術館、2021年度開館予定の八戸市新美術館。

 同日は県立美術館で設立総会があり、出席した5館の代表者らが設立を了承。続く非公開の初会合で、会長に杉本康雄県立美術館長を選出した。

 連携協議会の立ち上げは県が20、21年度の2カ年で行う「青森県アートミュージアム5館連携事業」の一環。本年度は10月に共通のホームページを作成し、5館で開催している企画展などが一目で分かるようにする。10、11月には、5館の館長によるトークイベントを予定。将来的には職員や学芸員の交流、共同の企画展の開催なども目指す。

 会合後の会見で、杉本会長は「新型コロナウイルスの影響で観光産業に影響が出ているが、5館の連携は観光の一助になると思う。(観光客が少ない)冬でも青森に来たいと思ってもらえるようなアートの世界を作れれば」と強調。

 十和田市現代美術館の鷲田めるろ館長は取材に「現代美術館がこれだけ集まっている県も珍しい。連携してその特色を生かしていきたい」と述べた。【全文】