データで見る政治活動のSNS利用状況【SNS利用を検討中の選挙立候補予定者の方へ】

各種政治活動にSNSを活用することが普通になりました。
多くの政党、候補者がイベント告知、行っている政策等を有権者に伝えるためにTwitter、Facebook、LINE、YouTube等を活用しています。
国民、住民、有権者等に候補者等が情報を発信しやすくなりました。
事実、SNS等の利用者層を総務省調査から見ると、多くの年代でSNSを利用していることがわかります。

令和元年版 情報通信白書 図表3-2-1-9 年齢階層別ソーシャルネットワーキングサービスの利用状況

テレビ、ウェブサイトを見た人の感想をSNS上で見て、それからテレビ、ウェブサイトに閲覧をしに行く人も多くなりました。SNS利用が特別なことではなくなりました。

そして人々のSNS等を利用する時間を見てみると、徐々に利用時間が伸びていることがわかります。

令和元年版 情報通信白書 図表3-2-5-128 主なメディアの平均利用時間29と行為者率

しかしながら、SNSの利用になかなか踏み出せない現職議員のかた、選挙予定者のかたがいることも事実です。
そこで今回は各種SNSサービスの紹介をしてみたいと思います。
主なSNSサービスとして Twitter / Facebook / Instagram / YouTube / LINE を取り上げてみました。

これら各種SNSツールについて大まかに分けると、

文字(テキスト)で書き込むことが多いTwitter、Facebook,LINE。
写真投稿で利用するInstagram、
動画投稿で利用するYouTubeにわけることができます。

少し前の調査結果になりますが、それぞれのSNSツールの利用者層を総務省資料から見ると下記のようになっています。

平成29年版 情報通信白書 情報通信白書 図表1-1-1-12 代表的SNSの利用率の推移(年代別)

ひとことでSNSといっても、それぞれのサービスの利用者層が異なるので、まず最初にサービスを利用しているひとがどのような方であるのかを知っておくと、ご自身の情報を届けたい人に見てもらえる可能性を高めることができると思います。

Twitter、Facebookはパソコン、スマホ等で入力することができる方なら、スムーズに利用することができると思います。

また、Instagramは写真投稿が主なので、気軽に何かを撮影して情報を共有することができます。

スマートフォン等で写真を撮ることができる方なら、違和感なく使い始めることができます。

なかなかSNS利用に踏み出せない方がおられましたら、Twitter、Instagram等のシンプルなSNSサービスから利用をはじめて、慣れてきたら他のサービスに手を広げるというのはいかがでしょうか?

これらSNSは気軽に情報を発信することができる一方、他の方のプライバシーに関する個人情報、気分を害する投稿等には細心の配慮をする必要があります。

具体的にどのような投稿内容に配慮するばよいかのヒントは総務省のサイトに掲載されています。

ここのサイトを見るとSNSを利用する際に注意すべき点についてまとめられています。

人に面と向かって言えないことや、自分の感情が高ぶっている時、酔っている時等はSNSに投稿することは避けたほうが良さそうです。

これらのことに配慮をすればSNSは有権者等との交流に役立つ道具であることは確かです。
SNS利用をためらっている方がおられましたら、これらの情報を参考に利用を始めても良いかもしれません。

最初は敷居が高く感じるかもしれませんが、はじめてみると思ったより簡単にできるようになると思います。

今回は各種SNSの利用者層とSNSを利用する際に配慮する点について見てきました。

次回は都道府県選挙管理委員会で公開してほしい情報について見ていきます。

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