長崎県「DHEAT」第1陣 熊本2市村に派遣 医師ら編成チーム

 長崎県は8日、豪雨被害を受けた熊本県の要請で、医師や保健師ら5人で編成した災害時健康危機管理支援チーム(DHEAT)を同県の人吉市、球磨村に派遣したと発表した。
 医師、保健師、薬剤師、臨床検査技師、運転士の計5人を第1陣として12日まで派遣。人吉保健所などで避難者情報の収集や分析、食品衛生や廃棄物対応の指導などに取り組む。12~17日に第2陣、17~21日に第3陣の各6人を派遣する予定。
 DHEATは2011年の東日本大震災を契機に必要性が高まり、本県でも15年に整備。これまで18年の西日本豪雨災害(岡山)、昨年の九州北部豪雨災害(佐賀)でも派遣した。
 県はまた、被害の状況把握や支援のニーズ調査などをする総括支援チームとして、職員3人を5日から球磨村に派遣している。

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