【MLB】カブスがマイナー契約を結んでいたブランドン・モローを解雇

 シカゴ・カブスがマイナー契約を結んでいたブランドン・モローを解雇したことが分かった。現地の複数記者が報じている。

他球団でのメジャー復帰を目指すモロー

 35歳のモローは2006年のドラフト全体5位でシアトル・マリナーズに入団。トロント・ブルージェイズ時代の2010年から2012年にかけてはローテーション投手として活躍し、特に2012年は21先発で防御率2.96と優秀な成績を収めた。

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 剛速球が武器の投手として鳴らしたモローだったが、キャリアを通じ多くの怪我に悩まされており、2013年から2016年の4年間は46登板、21先発のみにとどまった。

 ところが2017年にマイナー契約で加入したロサンゼルス・ドジャースで、45登板で防御率2.06と復活。ポストシーズンでも13.2回を投げる大車輪の活躍で、ワールドチャンピオンにこそなれなかったものの、チームの躍進を支えた。

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 この活躍を買ったカブスは2年1800万ドル(約19億円)の契約をオファー。2018年も7月半ばまでの35試合で防御率1.47、22セーブと抜群の活躍を見せていたモローだったが、7月20日に背中の張りで故障者リスト入り。そのまま登板することはなく、更に翌2019年8月下旬には長引く肘の問題のために同シーズンを終了することが発表された。

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 オフにFAとなった後、マイナー契約で再契約していたが、春先にふくらはぎを痛めており、また現在は神経へ受けた処置から回復している最中であるなど、再び怪我に悩まされていた。それでも今季中に他のチームでプレーすることを目指すという。

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