SNSを始めるとき、考えてみてほしい3つのこと。吉野有香(元女子サッカー選手)

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コロナの影響で、日常からスポーツが一時的に消えました。

そこで需要が増えたのが、選手たちが自ら発信するSNSです。

実際にスタジアムに行けなくなったからこそ、選手とサポーターを繋ぐSNSが、かなり重要視されていたと私は感じています。「SNS始めました!」という現役選手の投稿も多く見られましたが、それを見て「そろそろ始めないとやばいのでは?」と焦った方も多いのではないでしょうか。

そんな方に、SNS発信で考えてほしいポイントを「目的・ターゲット・想い」の3つに分けてお話します。

目的:なぜSNSで発信するのか

私の場合は、シンプルに「仕事のため」です。

何だか作業っぽく聞こえるかも知れないが、細かく言えば「思い描く仕事のビジョンに対し、必要と理解しているから」。

仕事の幅を広げ、目標を達成するにあたって、私という人間をより多くの人に認知していただくことが必要だと感じています。

いくら良い事を発信していても、良い商品を販売していても、認知されていなかったら、ただ時間が過ぎていくだけです。

サッカーで例えてみます

いくら良いポジショニングをしていても、仲間からパスがもらえなかったら(認知してもらえなかったら)その”良いポジショニング”は特別な意味を持たなくなる。

そこで、ボールを自ら呼び込み、認知させるからこそ「良いポジショニングだったね」という評価になるのです。

それを踏まえ、まずは、ゴールを決めることが最重要だと言えます。良いポジショニングが取れるのも、ゴールの場所をしっかりと認識しているからである。

■目的の例

・新規ファン獲得
・自分の競技記録
・趣味

あなたは今どこを目指してSNSを活用しているのでしょうか。

ゴールを決めることは、自分の感情の整理にもつながります。目的によっては、頻度を決めなくてもいいし、フォロワー数に一喜一憂する必要もないことに気づくかもしれません。

「なんとなく」の感情はフォロワーに伝わってしまい、新規ファン獲得どころか、既存のファンが離れていくなど、逆効果になってしまうケースもある。

まずは、目的をハッキリさせましょう。

ターゲット:誰に届けたいか

ゴールを決めた上で、ターゲットを明確にしましょう。

■ターゲット例

・競技のファン
・スポーツ全体のファン
・育成年代
・育成年代の保護者

これを設定するとしないではかなりの差が出てきます。

スポーツも同じで、誰かのためにプレーするようになると、結果が変わってくる事実を、あなたも経験したことがあると思います。

漠然とプレーするよりも、誰かのために頑張る方が人は力が出やすいもの。

トップレベルに行くにも、まずは目の前の1人と向き合わないといけない。

SNSも同じで、狭いターゲット層と向き合うことが、結果的に広い認知につながります。

自分主体で好きなように発信できるのは、段階を踏み、その舞台が整ってからだと理解しましょう。

想い:何を伝えたいのか

目的は決まった。ターゲットもある程度浮かんだ。そこからもう一歩深く考えてみよう。あなたが伝えたい”想い”はなんなのか?

■想いの例

・競技に対する想い
・ファンに対する想い
・育成に対する想い

目的から考えると想いは浮かびやすいと思います。

そしてそこにどんな”ストーリー”を、あなたは持ち合わせているのでしょうか。

そのストーリーが共感を呼び、根強いファンが付く。このサイクルを忘れてはいけません。

ファン獲得の秘訣は”あなただけのストーリー性”を確立し、発信すること。

共感力こそが、応援や憧れを生みます。

■SNS運用でまず考えるべき3つのポイント

・目的
・ターゲット
・想い

今すぐできること

①プロフィールを見直してみよう

吉野有香さんのTwitterのプロフィール

フォロワーの気持ちになって自分のSNSを覗いてみよう。

・アイコンとプロフィールは興味を引くものになってる?

・他の選手や競技と差別化はできてる?

発信する側ではなく、見る側になって、見やすさと分かりやすさを追求をしてみよう。

もしくは、興味を引くSNSを運用している人を研究してマネてみよう。スポーツと同じで世界レベルの選手のプレーを研究してマネる。結局はそれがいちばん早いし、アスリートに馴染みある方法のはずです。

②世界観を創る

吉野有香さんのinstagramより

見てもらうために重要なのは、発言や写真に統一感を出すこと。

今後、アスリートの日記、アスリートの呟き、アスリートの日常を発信してるだけでは差別化が図れません。

自分だけの世界観を定めていき、確立することが重要です。

しかし、自己認知ができていないと、自分の世界観は表現できません。

目的や想いを突き詰めて、自分を理解することからトライしてみよう。

最後に

「競技ができなければアスリートに価値はないのか」

これに関して、私は「その人による」と答えます。

自分が“アスリート”であり、“魅せる側”だということを受け入れ、向き合わなければいけない時が今後必ずやってきます。すでにそうなっているのかもしれません。

しかし、その生き方を選んでいるのは、誰でもなくあなた自身だと理解してほしいと思います。

そのために、今、何をするか。

あなたの価値を高められるのは、あなたしかいないのです。

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