嫉妬深い女性の特徴って?自分も嫉妬深かったらどうすればいい?

嫉妬はだれにでもある感情です。しかし中にはとても嫉妬深い女性がいて困ることもありますよね。

では、嫉妬深い女性にはどんな特徴があるのでしょうか。もし自分が嫉妬されたらどうしたらいか、また逆に自分が嫉妬深いと思ったらどうしたらよいか解説します。

 

嫉妬と妬み、実は別のもの!


嫉妬(jealousy)はネガティブなイメージがありますが、実際は誰もが持つ感情です。恋愛だけでなく、仕事上や家族間でも起きるもの。嫉妬をテーマにした文学や映画も、かなり古くからたくさんあります。昔から人の心の中にあるもの、ととらえていいでしょう

心理学では、「嫉妬(jealousy)」と「妬み(envy)」を分けて考えています。「妬み」は自分にないものを持っている人へのあこがれやうらやましさ、嫉妬は自分の持っているものを誰かにとられるのでは、またはとられたことに対する不安や怒りです。

 

うらやましさからくる妬み

妬みは、例えば友達の彼氏がハイスペックで、しょっちゅう一緒に海外に行っているなど自慢されたときに表れる感情です。またSNSで友人がいつも高そうなレストランや海外旅行の写真をアップしているのを見て、面白くないと妬んでしまうこともあります。

ところが芸能人カップルが、海外にしょっちゅう行っても妬みの感情はほとんど湧きません。妬みは自分とそれほど違わない立場で身近なのに、自分より優れたものを持っている相手に生じやすいものです。

子どもの頃、友達の家はしょっちゅうゲームソフトやおもちゃを買ってもらえるのに、自分の家では厳しくて全然買ってもらえず妬んだ覚えある方もいるかもしれません。

 

嫉妬は不安と怒り

では嫉妬は、どういうときの感情でしょうか。自分の彼氏の会社に、年下のかわいい新人女子社員が入ってきたとします。彼氏はお昼をしょっちゅう一緒に食べて彼女の相談にのっていると聞いたらどう思いますか?

「もしかしたら彼氏をその子にとられてしまうのでは」と不安になり、「なんで私の彼に相談するんだろう、彼もなんでいちいち相談にのるんだろう」という怒りを覚えるのではないでしょうか。

つまり自分の持っているものを誰かにとられてしまうのでは、失ってしまうのではないかという不安、そして怒りが嫉妬です。

小さな子どもに、弟や妹が生まれて不安定になると「やきもちを焼いているのね」と言われますが、嫉妬はまさにやきもち。両親の愛情が取られてしまった、と思ってしまうからです。

このように嫉妬と妬みは微妙に異なるのですが、ここではどちらも合わせて嫉妬として説明していきますね。

 

嫉妬深い女性の特徴


誰でも抱きやすい嫉妬心ですが、やたらと嫉妬深い女性が存在するのも事実です。どんな特徴があるか解説します。

 

自己評価が低い女性

「どうせ私なんて」と思っている自己評価の低い女性は、嫉妬深くなりがち。中にはブランド物をたくさん身に着けることで、自己評価の低さを紛らわしている人もいます。

他人からの評価を気にしていて、いつも自分を誰かと比較するのが癖です。そのため自分より優れた人が身近に現れたと思うと、妬んでしまいます。

相手にさりげなく嫌味を言う、仲間外れにするなどの行動に出ることもあります。たまたま相手が何か失敗すると心の中で喜ぶことも。

 

依存心の強い女性

恋人との関係にあまりにも依存しすぎているため、嫉妬をしてしまいます。例えば彼氏がちょっと他の女の子と話しただけで怒る、彼氏のLINEの未読や既読スルーに対して敏感で「どうしてすぐ返事をくれないの?」と怒ることも。

彼氏だって女の子と話すことがあるとか、仕事でLINEできないときもある、ということが考えられません。彼氏は自分だけを見ていて欲しい、こんなに愛しているのにLINEの返事がないのはおかしいと思ってしまうのです。

 

不安感が強い

自己評価の低さや依存心とも関連しますが、いつも不安感が強い女性は嫉妬深くなりがちです。彼氏がいつか自分のところから去っていくのではないか、いつか自分は皆に嫌われてひとりぼっちになってしまうのではないか、という不安にいつも苛まれています。

 

つるみたがる

女子グループで常に行動したいタイプ。「1人でも平気、1人で出かけよう」という気持ちにはなかなかなりません。みんなでランチ、みんなで飲み会といつもつるんでいます。グループのメンバーで誰かの悪口を言い合って、気持ちを紛らわすこともやりがち。グループで仲良くするのはいいことですが、度が過ぎると危険です。

 

嫉妬深い女性に嫉妬されたときの対処法


思いがけず嫉妬の対象になった経験はありませんか?どうもマウンティングをされている、気づいたら仲間外れになっていた、などは嫉妬の対象になってしまった可能性があります。

大人の対応でスルーするのが一番ですが、いつも顔を合わせるオフィスなどでは困りますよね。いじわるな行動の裏には「うらやましい・妬ましい」があるで、自分の弱みをさらして安心させましょう。

方向音痴とか、運動が苦手などの笑えるエピソードがおすすめです。間違っても「私っていくら食べても太らないんです」などと自慢に聞こえることは言わないようにしてくださいね。

いつも顔を合わさないですむ友達なら、距離を置きましょう。会うたびに疲れ、理由はわからないけれど不愉快だと感じる相手には、嫉妬されている可能性が高いと言えます。

男友達の彼女に嫉妬されている場合も、あまり親密にしないようにしましょう。自分にはそんな気はないと言っても、ちょっとしたしぐさや行動が誤解を招くこともあります。別の友達を交えるなど、2人きりでは行動しないほうがいいでしょう。

 

自分も嫉妬深いと思ったらポジティブに変えていく


嫉妬は誰でもするもの。まずは特別な感情ではない、ということを自分に言い聞かせます。嫉妬している自分を認めてあげることが大切です。

 

彼氏への嫉妬

彼氏に対する嫉妬は、2人の間を大切に思うからこそ生まれるもの。ただ相手に期待しすぎると「こんなに愛しているのに、どうして思い通りに行動してくれないのだ」と思ってしまいます。

「もう少し連絡をしてほしい」「他の女性と2人で出かけるのは不愉快だ」と話してみましょう。嫉妬が2人の関係を見つめ直す機会だとポジティブにとらえてください。そして何より自分に自信を持つこと、自分を認めることが嫉妬の感情を追い出すポイントです。

 

同性を妬んでしまったら

美人の友達や仕事のできる同僚に抱く妬み。心が痛くなりますよね。妬んで相手を陥れようとするドラマや小説もあるくらいですから、妬みの感情を持つのは仕方ありません。しかし陥れるのはあまりに非生産的であり、相手も自分も傷ついてしまいます。

ここは自分が努力するしかありません。気持ちを切り替えて「自分のいいところは何か」「もっと伸ばせるものはないか」と探っていくことで、妬みの感情を前向きに変えていくことができます。

 

嫉妬は誰にでもある感情


嫉妬深い女性はちょっと怖いもの。自己評価の低い人や、依存心の強い人が嫉妬深くなりがちです。しかし嫉妬や妬みは誰にでもある感情で、他人事ではありません。もし自分が嫉妬心に悩まされたら気持ちを切りかえ、自己評価を高めていきましょう。嫉妬をポジティブにとらえることが大切です。

 

参考文献

・「正しい恨みの晴らし方 科学で読み解くネガティブ感情」中野信子・澤田匡人 ポプラ社

・「妬み喚起場面と妬みの種類」浅川 萌生, 望月 聡 感情心理学研究 2016 年 23 巻 Supplement 号 p. ps06
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsre/23/Supplement/23_ps06/_pdf/-char/ja

・「妬みと他人の不幸を喜ぶ感情の神経基盤」高橋 英彦 日本生物学的精神医学会誌 2011 年 22 巻 1 号 p. 51-54
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsbpjjpp/22/1/22_51/_pdf/-char/ja

 

この記事を書いた人:

水田マディ

猫と音楽と本を愛する、リケジョの恋愛専門ライター。結婚・出産・離婚・シングルマザーなど、人生の酸いも甘いも経験済み。あなたの恋愛や結婚のお悩みを解決して、楽しく生きるお手伝いをします。

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