結婚して子供が生まれたら。住宅購入のベストタイミングはいつ?

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住宅購入のベストタイミングを見極める4つのポイント

1.ライフプランの見通しがついてきた

住宅購入は多くの人にとって人生最大の買い物です。簡単には買い替えができません。長く住み続けることを考えるなら、将来のライフプランがある程度予想できるようになってからの購入をお勧めします。

例えば、子どもが1人と3人では必要な家の大きさも変わってきます。結婚当初、子どもは1人いてくれればよいと考えていたけれど、いつのまにか3人ということもあります。

また、転勤の予定があるかも大事な判断のポイントです。もしも新居に住み始めてから転勤することになったら。家族一緒に転居する可能性を考えた、住宅購入プランが必要です。

2.結婚してから夫婦で貯蓄してきた実績がある

住宅ローンを組んだら、何十年も返済し続けなければなりません。さらに、子どもの教育資金や老後資金の貯蓄もしていかねばなりません。

よく「家賃分をローン返済に充てればよいから」と、家賃より少し多いくらいの月返済額で、住宅ローンを組む例が見られますが、住宅を購入した後は固定資産税やマンションなら管理費と修繕積立金、一戸建てでもメンテナンス費用がずっとかかります。

結婚してから貯蓄がほとんど増えていない状態では、住宅購入をお勧めできません。夫婦でやりくりをしながら、住宅購入に向けて貯蓄を続けてきた実績は、大変重要なチェックポイントです。

3.頭金にできる貯蓄がある

昨今、住宅ローン金利が低いから頭金は不要だ、とする考え方があります。

ただ、貯蓄がなくて頭金を入れないことと、貯蓄はあっても頭金にはせず借入額を増やすことは違います。住宅購入には、住宅ローンの手数料や登記費用、家具や電気製品の購入費用など、さまざまな費用がかかります。

また、思いもよらぬアクシデントで、出費が発生するリスクにも備えておかねばなりません。貯蓄がない状態で住宅購入するのは不安です。できれば、購入価格の20%くらいを目標に貯蓄しておきたいものです。その上で、貯蓄を頭金とするか、借入額を増やして貯蓄のまま置いておくか、それぞれの事情に応じて検討するとよいでしょう。

4.一番上の子が小学校入学前に決めたい

いつまでに購入するかの目安ですが、一番上の子の小学校入学がひとつのリミットです。小学生になると転校が子どもにとって大きな負担となるため、どうしても同じ学区内の家を探したいというような制約が出てきます。

できれば、小学校入学を目標に、子どもの通学の環境なども考えながら、わが家にぴったりの家を探しましょう。

まとめ

4つのポイントを挙げましたが、それぞれのご夫婦で事情はさまざまです。全部クリアできていなくても、購入をお勧めできるケースはあります。

例えば貯蓄がまだ少なくても、親や祖父母からの援助を得られる、専業主婦だった妻が働き始めることで収入を増やせるなど、条件しだいでクリアできるケースもあります。

いずれ家を買おうと思っているなら、住宅購入資金の貯蓄を始めましょう。今は貯蓄ができない人でも、目標が定まれば貯められるということもあります。

そして、ある程度貯まってきたら、少しずつ物件を探し始めましょう。住宅購入には物件との出合いも重要です。わが家にぴったりの物件が見つかったら、少し時期が早くても、ファイナンシャルプランナーに相談して対策を考えることで、購入が可能になることもあります。

ただし、モデルルームに行く前には、いくらまでの物件なら手が届くのか、予算を決めておくことが重要です。

執筆者:蟹山淳子
CFP(R)認定者