トビイロウンカ早期駆除を 稲の害虫、県が2年連続で注意報

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2年連続で注意報が発令されたトビイロウンカ

 岡山県は9日、稲に寄生して枯らす害虫「トビイロウンカ」の大量発生が予想されるとして、早期駆除を呼び掛ける病害虫発生予察注意報を県内全域に発令した。発令は2年連続。

 県病害虫防除所が6~8日、県内30カ所の水田で調査。発生率は30.0%(平年1.0%)、1カ所当たりの発生数は0.33匹(同0.01匹)で、いずれも過去10年の最高値だった。発生量は10月中旬まで多い見込み。

 トビイロウンカは体長4~5ミリで、稲の根元から養分を吸い取る。日本で越冬できず、梅雨期に偏西風に乗って大陸から飛来。今年は中国での発生が多く、梅雨前線が停滞して飛来数が増えたことなどが要因とみられる。

 昨年は注意報を2度出したほか、県中南部には21年ぶりに警報を発令した。同防除所は「現時点では昨年より飛来数が多く、被害がさらに深刻になる可能性もある」としている。