キヤノン、RFマウントの超望遠ズームレンズ「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」を発売

キヤノンは、同社の交換レンズ「RFレンズ」の新製品として、プロ・ハイアマチュアユーザー向けの超望遠ズームレンズとして、「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」を2020年9月下旬に発売する。希望小売価格はオープン、同社オンラインショップでの販売予定価格は税別335,000円。

RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMは、RFレンズ初となる超望遠ズームレンズ。RFマウントの特長である大口径・ショートバックフォーカスを生かした設計により、焦点距離100mmから500mmのズーム全域で高画質を実現している。「EOS 5D Mark IV」装着時の 「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」と比較して、「EOS R5」装着時のRF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMは、焦点距離を100mm延長しながら、撮影時質量を約352g(約14%)軽量化している。また、「エクステンダーRF2×」を装着することで、焦点距離を600mm-1,000mm相当にすることが可能。

「スーパーUDレンズ」1枚、「UDレンズ」6枚を含む14群20枚の光学設計により、画面中心部から周辺部まで色にじみを抑制。画質劣化の原因となる諸収差を低減し、ズーム全域で高画質を実現している。特殊コーティング「ASC(Air Sphere Coating)」の採用により、レンズ面に対して垂直に近い角度で入射する光に対して反射防止効果を発揮し、フレアやゴーストなどの現象を低減している。

フォーカスレンズとフローティングレンズの2つのレンズ群を、2つの超音波モーター「ナノUSM」で個別に駆動して制御する、電子式フローティングフォーカス制御を採用することにより、近距離撮影時の画質を向上。焦点距離100mm域で最短撮影距離0.9mを達成するととも静止画撮影時における高速AFと動画撮影時における滑らかなAFを実現している。

EOS R5装着時は、ボディー内手ブレ補正機構との協調制御により、静止画撮影時に6.0段の手ブレ補正を実現し、動画撮影時も高い手ブレ補正効果を発揮。EOS R装着時は、静止画撮影時に5.0段の手ブレ補正を実現し、動画撮影時も高い手ブレ補正効果を発揮している。

被写体の動きに合わせて選択可能な3つの「ISモード」を搭載しており、ポートレートや風景など静止している被写体に適した「ISモード1」、モータースポーツや鉄道写真などで用いる流し撮りに適した「ISモード2」、スポーツなど不規則な動きの被写体に対して適した「ISモード3」の3つを使い分けることが可能。

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