準絶滅危惧種の甲殻類「ホウネンエビ」 森きららで確認

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佐世保市が準絶滅危惧種に指定している「ホウネンエビ」=同市、森きらら

 長崎県佐世保市船越町の九十九島動植物園(森きらら)で、準絶滅危惧種の甲殻類「ホウネンエビ」が見つかった。園内で確認されるのは約2年ぶりという。
 6月中旬、職員が、植物バックヤードで自然発生していた2匹を発見した。全長約2センチ。水田などに生息し、主に5~7月に出現する。あおむけで泳ぐのが特徴。雌雄による両性生殖だけでなく、雌のみの単為生殖もできるという。市は「存続基盤が脆弱(ぜいじゃく)な種」として「準絶滅危惧」に指定している。
 平均寿命が40日と短く、今のところ展示の予定はない。産卵すれば、今後植物や昆虫などの絶滅危惧種を保護する同園内のビオトープで生息環境を整え、成長を見守るという。
 動植物企画課の稲田涼子さん(28)は「自然発生してくれたのがうれしい。大切に見守り、これからの繁殖に期待したい」と話している。