12日(日)以降も大雨が続くおそれ 西日本や東日本では土砂災害の危険度高まる

10日(金)午前5時現在の大雨による災害危険度分布

 西日本や東日本では、これまでの記録的な大雨で土砂災害の危険度が高まっている所があり、11日(土)にかけても大雨となるため引き続き、土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、低い土地の浸水に警戒・注意が必要となる。12日(日)以降も大雨が続くおそれがある。

10日(金)午前5時の雨雲の様子

 梅雨前線が、東シナ海から対馬海峡を通って東北にのびている。前線は10日(金)にかけてゆっくり北上し、10日朝までに前線上の朝鮮半島付近で低気圧が発生して、11日にかけて日本海を北東進する見込み。

10日(金)正午[上]と11日(土)正午[下]の雨の予想

 前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本から東日本では11日にかけて大気の状態が非常に不安定となり、前線活動の活発な状態が続く見通し。また、東北でも大気の状態が不安定となる見込みだ。

予想される24時間雨量(多い所)

 西日本では、雷を伴った激しい雨の降っている所があり、西日本や東日本では、これまでの記録的な大雨で土砂災害の危険度が高まっている所がある。西日本から東北では11日にかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、12日以降も大雨が続くおそれがあるため、広い範囲で土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、低い土地の浸水に警戒・注意が必要となる。

予想される48時間雨量(多い所)

 また、竜巻などの激しい突風や落雷にも注意し、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。

© 株式会社ウェザーマップ