嘉手納基地でパラシュート降下訓練 今年初、夜間まで5度強行

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 【中部】米軍は9日午後3時から日没後の8時すぎにかけて、嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施した。昨年10月29日以来で、今年に入り初めて。周辺自治体や県は計画が出た段階で米軍に訓練中止を要請したが、聞き入れられなかった。

 午後3時50分から日没後の午後8時すぎまでに計5回、MC130特殊作戦機から計21人の兵士が降下する様子が確認された。訓練の実施を受け玉城デニー知事は「度重なる抗議でやらないでくれと、厳しい要請をしている。遺憾に思う」と述べた。

 パラシュート降下訓練は、1996年の日米特別行動委員会(SACO)で伊江島補助飛行場で実施することで合意。2007年に「嘉手納基地を例外的な場合に限って使用」することが追加で合意された。同基地の第18航空団は嘉手納基地使用の理由について、9日の伊江島補助飛行場周辺は「悪天候で訓練に必要な救助艇が使用できないため」とし、例外的な場合に該当するとの見解を示した。