【新型コロナ】海岸利用者にルール順守求める看板 片瀬海岸西浜に設置

設置された看板

 藤沢市は9日、市内海水浴場の今夏の開設が中止になったことを受け、海岸利用者にルールやモラルの順守を求める看板を片瀬海岸西浜に設置した。

 看板は(1)感染症や水難事故防止を呼び掛けた「お願い」(2)海岸の秩序維持のための「ルールへの協力」(3)入水可能エリアの表示(4)マリンスポーツに関する取り決めの告知-など5種類38枚。いずれの内容も、市夏期海岸対策協議会で定めた。

 市内の3海水浴場(片瀬東浜、片瀬西浜・鵠沼、辻堂)では、海岸利用者の増加が見込まれる7月18日から8月末までの間、従来の海水浴場設定区域をマリンスポーツの自粛エリアと可能エリアに区分する。例年通り飲酒制限やバーベキュー禁止の措置も継続するほか、市独自にライフセーバーを配置してルール違反者に注意喚起する。

 市観光シティプロモーション課は「水難事故や新型コロナウイルス感染症などで、医療従事者の負担とならないように、モラルを持った行動をお願いしたい」としている。

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