広範囲かつ長丁場の大雨 警戒は長期戦に

気象庁は7月3日からの豪雨に対し、「令和2年7月豪雨」と名称を定めました。
気象庁は顕著な災害を起こした自然現象について名称を定めていて、防災関係機関等による災害発生後の応急・復旧活動の円滑化を図り、災害の経験や教訓を後の世代に伝えています。
最近だと、去年発生した台風15号や19号、おととしに起きた西日本の豪雨に名称がついています。
今回の豪雨はまだ現在進行形にも関わらず、早くも名称がつけられました。
それだけ今回の豪雨に伴う被害が大きく、危険な状況だということです。
しかも、まだこのあとも大雨は終わりません。
しばらくは、どこで大雨災害が起きてもおかしくない状況です。
引き続き、広い範囲で大雨や災害に厳重な警戒が必要です。

気象予報士・多胡 安那

画像について:10日の天気予報。

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