球磨村など停電長期化 熊本豪雨、被災現場入れず 熊本地震より深刻 

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国道219号をふさぐように倒れた電柱=5日、球磨村(後藤仁孝)

 豪雨による停電が熊本県内の一部地域で長期化している。九州電力によると、停電した自治体は一時、12市町村に及んだものの、復旧が順次進み、9日夕時点で停電が続くのは4市町村になった。ただ、土砂崩れなどで被災現場への立ち入りが困難な球磨村などでは依然として復旧の見通しが立っていない。 9日午後6時時点の県内の停電戸数は計約1160戸。内訳は、球磨村(約560戸)、芦北町(約310戸)、八代市(約230戸)、小国町(約60戸)。  九電と委託先企業が約800人体制で復旧に当たっており、停電戸数はピークだった4日午前の8840戸の1割強に減った。  ただ八代市の坂本町、芦北町、球磨村には復旧の見通しが立っていない地区がある。  県内を中心に最大約48万戸が停電した熊本地震では本震から4日後に停電をほぼ解消できたものの、今回の豪雨では道路事情が悪くて現場に到着できず、設備の被害状況すら確認できていないところがあるという。  とりわけ球磨村は総戸数の2割以上が停電したまま。九電は「県や自衛隊などの協力を得ながら道路が通れるようになった地点から早期復旧に向けて取り組む」としている。  一方、被災住宅で復旧後に電気を使うと、破損した電気器具などから漏電し火災が起きる恐れがあるとして、通電前に最寄りの営業所や送配電事業所への連絡を呼び掛けている。(田上一平、宮崎達也)

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