GOLDEXがサーキット経営に進出。本庄サーキットを『GOLDEX 本庄モーターパーク』に名称変更

 システム/アプリケーション開発事業やマルチ決済ソリューション事業を手がけるGOLDEX株式会社は7月10日、同社の関連会社である株式会社GOLDEX Promotionsを通じて、埼玉県本庄市にある本庄サーキットを運営する有限会社セーフティパーク本庄の経営に参画し、新時代のサーキット運営に挑戦、本庄サーキットの名称も7月1日から『GOLDEX 本庄モーターパーク』と名称変更すると発表した。

 GOLDEX株式会社は、2018年にマカオで開催されたFIA F3ワールドカップを皮切りにモータースポーツに積極的に参画。今季も全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するGOLDEX RACING TEAM with B-Max motoparkをサポートするほか、スーパーGTでもスポンサードを行っている。

 そんなGOLDEXは、同社のもつブロックチェーン技術を活用することにより、新時代のサーキット運営として、おそらく世界初となる『無人サーキット走行券発券システム』を導入し、新型コロナウイルス感染拡大防止対策のひとつのフォーマットを提案するという。

 さらに走行車両の履歴や、戦績などをビッグデータ化して蓄積するとともに、観戦客に対しても同様に自動発券システムを導入し、入場ゲートには除菌剤を自動噴霧する機械を設置するという。また家族連れやカップル、友人同士でも楽しめるよう、今後ミニ遊園地の導入や、ドライビングシアター、クリスマスイルミネーションなど、さまざまな趣向を凝らした設備を順次導入を予定している。

「今回のサーキット経営への進出は、大きくふたつの目的、意味があります。ひとつは地方創生。サーキット経営を通じて、本庄市の地元住民に大きく貢献できればと考えています。具体的には、地元小中学校への交通安全講習の実施や、レースの無料観戦に招待。土日は地元の住民の方には会場への無料ご招待。地方創生のために本社をサーキット会場である本庄市に置き、本庄市への納税など、地域社会貢献を理念とし、地方創生を実現。これにより他地域でも同じ現象が起きる起爆剤になればと考えております」と株式会社GOLDEX Promotionsの坂本和也オーナー兼会長はコメントした。

「もうひとつの目的は、システム開発会社である弊社がもつ遠隔システム、デジタル技術を駆使し、アフターコロナ対策として、密になりやすいサーキットでのソーシャルディスタンスを守りながら、楽しめるサーキットづくりに取り組み、遠隔でもサーキットやレースを楽しんでもらえる環境を作ることにあります。全国の遊園地や、複合施設、レジャーランドなどの先駆けモデルになれればと考えています」

「現在、国内外のほとんどのレースは無観客による開催を余儀なくされていますが、観客あってのモータースポーツだと私は考えます。密にならない、外から持ってきた菌を入口で除菌し、感染を防ぐなど、できることからひとつずつ始めたいと思っています。まったく新しく生まれ変わるGOLDEX本庄モーターパークの今後にご注目ください」

 四輪、さらにカートや二輪も楽しめるGOLDEX 本庄モーターパークは、すでに看板なども新しくなっている。GOLDEX Promotionsの参画で今後どう変貌していくのか、楽しみなところだ。

GOLDEX Promotionsの坂本和也オーナー兼会長
GOLDEX 本庄モーターパークの空撮画像
『GOLDEX 本庄モーターパーク』のスタッフたち
GOLDEX 本庄モーターパークの空撮画像

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