長崎で「9の日座り込み」 政府の姿勢批判「流れ変えよう」

大雨の中、核兵器廃絶に向けてガンバローコールをする参加者=長崎市、平和公園

 核兵器廃絶と世界平和を訴える「反核9の日座り込み」が9日、長崎市松山町の平和公園であり、県平和運動センター被爆連の川野浩一議長(80)は、核兵器禁止条約に反対している日本政府を批判、「政治の流れを変えよう」と訴えた。
 川野氏は、カナダ在住の被爆者、サーロー節子さん(88)が各国首脳に同条約の推進を求める手紙を送ったと紹介。その上で条約に反対する安倍晋三首相を「どこの国の総理か」と批判し、「目の黒いうちに核兵器をなくそう」と呼び掛けた。
 座り込みは県平和運動センターなどが毎月9日に開き、通算457回目。被爆者や市民ら約60人が参加し「核も戦争もない社会」に向けてガンバローコールをした。

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