指定暴力団「絆會」解散へ 組員離脱、歯止めきかず?

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特定抗争指定暴力団・六代目山口組や神戸山口組を源流とし、尼崎市を拠点とする指定暴力団「絆會」が近く解散する方向で検討していることが捜査関係者への取材でわかった。

「絆會」は六代目山口組から分裂した神戸山口組の一部が離脱して2017年の4月に結成され、当初は「任俠団体山口組」と名乗り、その後「任侠山口組」に改称された。さらに抗争の激化で特定抗争指定暴力団となった六代目山口組と神戸山口組の「2つの山口組」と距離を置く目的で2020年に「絆會」へ再改称されている。

「暴力団追放兵庫県民センター」(兵庫県公安委から指定を受けた公益財団法人)が間接強制申し立て

警察庁によると、絆會の勢力は12都道府県に約300人(2019年末現在)。捜査関係者によると、結成時の目標に掲げた山口組の再統合が現状では困難と判断し、組員の移籍や離脱に歯止めがきかず、2018年末に比べ約100人減少したという。

絆會をめぐっては、尼崎市の本部事務所の使用を禁じた仮処分決定に従っていないとして「公益財団法人・暴力団追放兵庫県民センター」が2020年4月、周辺の住民に代わって絆會に対し、1日あたり100万円の制裁金を支払わせる「間接強制」を神戸地裁に申し立てた。