<試写室>複雑のるつぼ!!わけのわからなさ具合が絶妙すぎるから、知りたい!と思ってずっと見ちゃう

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第1話~2話にかけてのおおまかなあらすじ…

・圭吾(藤ヶ谷太輔)、次期総裁候補・小早川尚太郎(古谷一行)の専任警護を志願

・尚太郎は周囲に嘘をつき、圭吾と“ある旅館”へ…

・“ある旅館”は圭吾の元恋人で、圭吾の双子の弟である勇吾(藤ヶ谷/2役)を思う英里(倉科カナ)の実家

・しかもその“ある旅館”は、実の親を知らない英里の母の姉(宮崎美子)が女将

・英里の母は30年前に他界

・30年前から“ある旅館”と関わりがあるという尚太郎

・そわそわする尚太郎…

・様子を察する圭吾…

・英里に助言する圭吾…

・すべてを察して、尚太郎にお酌する英里…

双子だし、藤ヶ谷くん2役だし、次期総裁候補だし、“実の母親”だし、“30年前”だしでいろいろややこしいんだけど、なんだか良く分からない“怖さ”…伝わります?伝わりますよね!?

尚太郎が圭吾を「孫を救ってもらったお礼に…」なんつって旅館へ連れ出したときは、ドラマにおける“次期総裁候補”なんてのはとてつもない悪キャラに違いないから、尚太郎って、いい人なの?実はいい人じゃん?なんて思ってたのに、到着したのは、英里の旅館…、って何かあるに違いない!

どうして、突然に、そこの点(小早川のくだり)とそこの点(英里の出生問題)が繋がろうとしてるの!?そもそも、英里は家族を知らずに生きてきて、恋人でもあった圭吾と勇吾は双子で、そのどちらも藤ヶ谷くんが演じてて、英里が見つめる先(圭吾と勇吾)はどこなの!?的な含みもありつつだから余計複雑なのに!!

しかも、

・圭吾を尚太郎の専任警護に送りこんだのは刑事・皆川(高橋克典)

・皆川は圭吾と勇吾の本当の父

・その狙いは圭吾の育ての親である父、栄一(佐戸井けん太)の死に関する“ある疑惑”を捜査するため

・でもって、栄一は尚太郎の元後援会会長で

・栄一を事故に見せかけて殺した!?のは、“国土交通省幹部”と飲食接待を繰り返していた陣内(飯尾和樹)で

・陣内は収賄事件で逮捕、釈放後何者かによって殺害され

・その“国土交通省”の大臣を務めていたのが尚太郎で

・その尚太郎の息子である尚史(中村俊介)は、専任警護に名乗り出た圭吾を不審に思う…!!

って、複雑のるつぼ!!

※混乱した方は是非、公式HPの相関図をご覧ください!

だけど、ここまできちゃうと普通、ストーリーとか相関図とか映像から読み取れる情報とか、何が何だかでわけわかんなくなってもおかしくないのに、全くそんなことない!そのわけのわからなさ具合が絶妙すぎるから、知りたい!っと思ってずっと見ちゃうし、わからない!からこそ、何が起こるのか常に身構えちゃう、だから“恐怖”なんですよ。

特に前半の“ある旅館”で繰り広げられる、圭吾、尚太郎、英里の攻防戦が怖すぎます。とはいえ攻防戦とは言っても、舞台は自然豊かでのどかな風景に佇む旅館で、その中での会話も何気ないやりとりや思い出話に過ぎないのに、さっき列挙した複雑なあらすじたちがそこに交錯してくるから、どの点とどの点が繋がるの?どうなるの?どういうこと?どこまで、誰がわかってて?誰が何を操ってるのーーー?怖いーーー!!!(思考回路崩壊)となるのです。

そして前回、圭吾が頼まれてもないのに、勝手に、英里の実の母親を探し当てる…という超おせっかいをしたもんだから、僕的に「そういうとこが勇吾と比較して、英里に好かれないとこなんだぞ!!」なーんて、ツッコんでたわけですが、英里的には自分の居場所が見つかり、幸せな方向へと傾きつつあり、安心。しかも序盤、叔母さんである女将から…

「ずっとここにいていいんだからね…私たち、家族なんだから!」

って言われた瞬間、オロロロロロロローーーー(号泣)ってなりました。

英里パートに感情移入しまくり。幸せになって良かったね…。

っと言いたい所だったのに、第2話ラスト。

あの複雑すぎるあらすじにもう1エピソード加わります…。そう、英里関連で…。

ちょっとあまりに唐突で、意味わからな過ぎて、そことそこ、繋がってたっけ?そういう設定あったっけ?って、わざわざもう一回第1話見返しちゃったもんね。なんでまた英里をそういう道に…(どういう道かは今のところ不明だけど、不幸の道なのは間違いない…。)

どうしてこうも英里は幸せになれないんでしょう?そして『犯罪症候群』同様、僕が幸せを願うキャラクターをどうしても破滅へと導いちゃう東海テレビ×WOWOWさん、ちょっと、いじわるすぎるよ!?

text by 大石 庸平 (テレビ視聴しつ 室長)