前線まだしばらく停滞

球磨川が氾濫した豪雨から1週間が経ちますが、梅雨前線は相変わらず本州付近にかかり続けています。多少は南北に動いていますが、ここまでかかり続けるのはさすがに珍しい状況です。この状況は来週にかけても続きます。
きょうも西日本を中心に激しい雨が降りやすい状況で、九州では広範囲で強く降る状況ではないですが、局地的に猛烈な雨のおそれもあるため、午前中を中心に警戒が必要です。また、東海や北陸、東北でも雷を伴って激しく降る所がありそうです。
あすになると、九州はいったん激しい雨の可能性は低くなりますが、西からは再び前線上の低気圧が近づいてきます。月曜日から水曜日ごろにかけて、再び大雨となるおそれがありますので、最新の情報を確認するようお願いします。
蒸し暑さも続きます。熱中症にもくれぐれもご注意ください。

気象予報士・渡辺 正太郎

画像について:11日午前9時の予想天気図。

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