被爆者の言葉 SNSに 青少年ピースボランティア

この澄み切った平和な空が永遠に続きますように

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被爆者の思いを発信する「インスタグラム」の画面を示す高校生=長崎市役所

 長崎平和推進協会の「青少年ピースボランティア」は、被爆者が残した平和のメッセージを公式インスタグラムで発信している。9日に開始し、8月8日まで1日1回投稿する。投稿したメッセージの一部は、8月9日に長崎市で開かれる平和祈念式典の会場でパネル展示する。
 ピースボランティアは、被爆遺構案内など被爆の実相の継承などに取り組んでいる。3月以降は新型コロナウイルス感染症の影響で対面式の活動が制限されており、「何かできることを」と考え、新たに企画した。メンバー約160人のうち17人が携わっている。
 長崎平和推進協会がまとめた被爆者75人の講話集から、希望や励ましを感じられる言葉を選ぶ。10日は、原爆で顔に大やけどを負いながら、語り部活動を続けた故吉田勝二さんの「この澄み切った平和な空が永遠に続きますように」との言葉を投稿し、青い空とヒマワリの写真も添えた。
 メンバーの学生や同協会継承部会長の池田道明さん(81)ら5人が10日、長崎市役所を訪れ、田上富久市長に取り組みを紹介した。
 純心女子高3年の津田茉莉子さん(17)は「投稿をきっかけに、自分が思う平和は何か考えてほしい」と話した。田上市長は「(SNSは)どこにいてもつながることができる。『伝え続ける』というメッセージにもなる」と語った。