イワガキ水揚げピーク 「濃厚な味楽しんで」 佐世保・南九十九島

水揚げがピークを迎えているイワガキ=南九十九島海域

 中元シーズンに向け、佐世保市の南九十九島海域でマルモ水産(船越町)が養殖しているイワガキの水揚げがピークを迎えている。9月ごろまで続く。
 同社の末竹邦彦社長(55)によると、大きさは1個100~300グラムで冬のマガキの倍以上。毎年11~12月、ホタテの殻1枚に付着させた稚貝約50個をロープ(1本6メートル)に付けて海中に下ろす種付け作業を実施。翌々年の5~9月に収穫・出荷する。
 8日は、作業船「末共丸」(4.9トン)でロープに付いたイワガキを専用の機械で水揚げ。殺菌作業を経て関東や福岡などに出荷するほか、インターネットでも販売する。
 末竹社長は「この時期の濃厚な味を楽しんでもらいたい」と話している。

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