海自、厚木基地でパラシュート投下訓練

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 海上自衛隊のP3C哨戒機からパラシュートを投下して機能を確認する訓練が10日に厚木基地(神奈川県大和市、綾瀬市)で行われたことが確認された。過去には米軍のパラシュート部隊が訓練中に誤って基地外の住宅街に降下した事故も起きており、同基地の監視を続ける爆音訴訟調査研究センターは「住民が不安を抱かないよう事前に訓練内容を告知してほしい」と求めた。

 海自第4航空群司令部によると、訓練は同日午前9時~同10時半の予定で実施。各種パラシュートが使用基準を満たしているか点検することが目的という。滑走路付近にたかれた発煙筒を目標に、低空で侵入した機体が上空約100メートル付近からパラシュート付きの人型の重りを投下していった。

 訓練はこれまで定期的に早朝に実施してきた。今回は騒音に配慮し、他の航空機の利用を一時制限して初めて午前9時台に変更した。同センターは「従来は早朝だったためか、訓練が行われていることに気付かなかった」と話した。

 1997年6月には、同基地の航空ショーで披露するため訓練中だった米軍のパラシュート部隊6人が、風に流されて基地外に降下し、住宅の屋根や植木を損傷する事故が発生している。