「イニエスタの伝説弾」はどれほど凄い意味だったのか カシージャスが教えてくれた

スペイン代表が初めてワールドカップを制した2010年のアフリカ大会。

アンドレス・イニエスタが伝説のゴールを決めたオランダとの決勝戦が行われたのはちょうど10年前の7月11日だ。

当時の守護神として世界制覇に大貢献したイケル・カシージャスが『Marca』のインタビューでこんな話をしていた。

イケル・カシージャス(元スペイン代表GK)

「僕らには自分たちがスペインサッカー界の歴史的時代の一部になったという意識があった。

人々は街中で感謝を示してくれた。出身がマドリッド、バルセロナ、セビージャ、マラガ、バレンシアなのかは関係なくね。僕らは国を幸せにしたことに気付いたんだ」

「(唯一無二だった2つの瞬間について)

最初の成果は2010年W杯後にカルレス・プジョルが引退するのを思い留められたことだった。

もうひとつは試合後にあった。

隣に座るチャビ・エルナンデスを見て、僕は真剣にこう言ったんだ。『僕らはもう全てを勝ちとったけれど、あとは何が残っているかな?』と。でも、まだEURO2012があった。

ワールドカップは特別だ。僕らが子供の頃から夢見ていたことだった。

でも、EURO2008も特別だった。あそこから全てが始まって、自分たちの歴史を変えた」

「アンドレス(・イニエスタ)のゴールは全員のゴールだった。僕らが長年探し求めていたゴール(目標)だった。

僕らは1992年バルセロナ五輪とEURO1964以外では成功したことがなかったサッカー国だった。

2010年W杯はとてつもない喜びだったし、自分たちの名前を世界王者として刻めるのは特別なことだった。

だから、7月11日はスペインサッカーにとって大事な日なのさ」

そんなカシージャスがチャビから「人生最高のセーブ」と激賞されたW杯決勝での伝説プレーがこれ!

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アリエン・ロッベンを絶望させたあまりに価値のあるセービングだった。

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