もう限界 『レジ袋有料化』でコンビニでの「レジハラ」横行が激増 店員が恐れる“キレる”客

写真はイメージです。

TBS系情報番組『グッとラック!』で、レジ袋をめぐるハラスメント「レジハラ」が、特集され、「レジハラ」がツイッターでトレンド入りしました。当サイトでは、約1週間前、レジ袋有料化の2日後にコンビニ店員の告発を掲載していました。

過去記事:「チンタラしてんじゃねえぞ!」 レジ袋有料化で店員にクレームを入れる客が増加か 文句を言うなら小泉環境大臣へ! ( https://tablo.jp/archives/26422 )

エコバックを持参したお客さんが、買ったものを慣れない手つきでゆっくりと袋に詰めていると、列に並んでいるお客さんがキレるという事案でした。

「袋詰めは、店員の方が習熟しているので、お客様からエコバッグをお預かりして店員が詰めた方が速くレジ処理ができるのですが、本部から禁じられているのです」とコンビニ店員は語ります。

一方で、レジの店員がビニール手袋をして、お客さんのエコバッグを預かって袋詰めをする店もあります。そこには、別のレジハラがあるようです。

「手袋しているのって、客を感染源扱いしているだろ。オレはバイ菌か? 入り口で手にアルコールスプレーして、殺菌されていないのか?」とスゴむ男性客がトラウマになっているパートの女性は半泣きで告発しました。

新型コロナウィルス感染症対策を始めた頃から、レジハラスメントは存在したようです。

「ナーバスになったお客さんがレジ店員のお釣りの渡し方に対して、コロナがうつったらどうしてくれるんだ! とキレていました」(コンビニ店長)

最近のレジハラスメントは、レジ袋を巡る意思疎通の行き違いから起きることもあるようです。

「レジ袋は有料になります」と案内した店員に対して客が「結構です」と答えた場合、レジ袋が要るのか要らないのかの判断に困るというものです。

「日本語は曖昧でわからない。イエス、ノーはっきりして欲しい。再確認するとキレるお客さんもいてコワイよ」と外国人留学生の店員もお困りでした。

【レジ袋有料化で、有料になったから腹立つわけではなくて
「レジ袋、有料ですがよろしかったでしょうか?」
みたいな過去形にイライラすんのよ!
物売る側が、適切な言葉使わないからレジハラスメント起きるんだろ?
「レジ袋有料ですが必要ですか?」だろ?
なぜそれが言えないの?】

とツイッターに投稿もありました。誤解を招かず、簡略化するには、セルフレジの方が良いのでしょうか。最近は様々なハラスメントが生まれているのですが、相手への思い遣りを忘れた人が多いように感じます。(文◎土竜妹子)

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