パドレスがドージャーを解雇 昨年まで6年連続20本塁打

日本時間7月12日、パドレスが33歳のベテラン二塁手ブライアン・ドージャーを解雇したことが明らかになった。ドージャーはパドレスのプレーヤー・プール(最大60人の選手登録枠)に含まれておらず、ドージャーの解雇は予想された動きだった。ドージャーは今年2月、マイナー契約でパドレスに加入していた。

ツインズの正二塁手として活躍してきたドージャーは、2016年に自己最多の42本塁打&99打点、翌2017年も34本塁打&93打点を記録。2018年以降は成績を落とし、2018年途中からドジャース、昨年はナショナルズでプレーしたが、2014年から6年連続20本塁打を継続中だ。2015年にオールスター・ゲーム選出、2017年にゴールドグラブ賞の実績があり、メジャー8年間で通算192本塁打を記録している。

昨年はナショナルズで135試合に出場して打率.238、20本塁打、50打点、OPS.771を記録。しかし、チーム内での評価はそれほど高くなく、球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げたポストシーズンでは7打席のみの出場に終わり、6打数ノーヒット、1四球、2三振と実力を発揮できなかった。

パドレスは数日以内にプレーヤー・プールに新しい選手を追加する見込みだが、主にリリーフ投手の補充を行うと見られており、ドージャーは構想外。ドージャーは日本時間7月19日にパドレスとの契約を破棄することが可能だったが、パドレスはその期限を迎える前に解雇を決断した形となった。

パドレスとマイナー契約を結んだ当初から、あくまでも「保険」的な意味合いが強く、有力なレギュラー候補とは見なされていなかった。今年のパドレスは新加入のジュリクソン・プロファーが正二塁手を務め、グレッグ・ガルシアがユーティリティとしてプロファーをサポート。先月末には韋駄天ホルヘ・マテオをアスレチックスからトレードで獲得したため、ドージャーがロースター入りする可能性は極めて低くなっていた。

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