歴史と最先端「違和感」の融合を 佐渡「銀河芸術祭」金山史跡でファッションショー

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北沢浮遊選鉱場跡を視察した計良宏文さん(左)と吉田モリトさん=佐渡市相川北沢町

 新潟県佐渡市各地で国内外のアーティストが作品展示などを行う「さどの島銀河芸術祭」(8月9日~10月11日)で、資生堂(東京都)とスノーピーク(三条市)によるヘアメーク・ファッションショーが最終日に開かれる。ショーに参加する佐渡市出身のヘアメークアーティスト、計良宏文さん(48)が来島し、会場候補の北沢浮遊選鉱場跡などを視察した。

 計良さんは資生堂に所属するトップヘアメークアーティストとして、パリやニューヨークなどの有名コレクションでモデルのヘアメークを手掛けている。また、昨年は国内の芸術家らと共作で手掛けたヘアメーク作品の個展を開くなど多分野にわたる活動が注目を集めている。

 銀河芸術祭のラストを飾る10月11日のショーは、歴史ある佐渡の文化と最先端の文化が生み出す“違和感”を楽しんでもらおうと、同芸術祭アートディレクターの吉田モリトさん(48)らが企画した。計良さんによるヘアメークのライブパフォーマンスが披露されるほか、スノーピークなどが手掛けた服をモデルが身にまとい、ランウェイを歩く。

 計良さんは7月4日に北沢浮遊選鉱場跡を視察し、産業遺産と自然が織りなす景観に感心していた。吉田さんとランウェイの設置場所や照明の配置について話し合い、構想を膨らませた。

 ショー以外にも、大慶寺(金井新保)で佐渡の竹かごを使ったヘアメーク作品など15点を展示する予定。

 計良さんは「佐渡の古い伝統とファッションやヘアメークは一見遠い関係にあるが、それらが自然の中で一つに融合するのを楽しんでもらいたい」と語った。