元女囚が考える、マッキー&マーシー覚醒剤裁判――薬物依存はムショに行っても治らない

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TVに出てる人達は何を言ってるんだろう。刑務所に入って薬物依存が治るんだったらとっくに父ちゃん治ってるよ…

犯罪の擁護では無く、こんなに再犯者が多いのだから刑務所の現状のプログラムでは無理だと思う。薬物依存は刑務所の辛さより欲望が勝つ恐ろしい病気。適切なプログラムを受けないと無理…

— 田代タツヤ (@tercy_xpixiex) February 18, 2020

覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

マッキーとマーシーの裁判

コロナで延期されていたマッキーこと槇原敬之さんの初公判の日程が、7月21日と発表されましたね。例によって覚醒剤取締法違反(所持)ですが、むしろ中野は「前歯のなさ」が気になりましたね。50歳くらいやそうですが、どう見てもオジイですよね。やっぱりシャブですかね。私は大丈夫ですけどね。念のため。

それに、2年も前の「所持容疑」ということで、「おかしい」という声もありますね。私もどうかと思いますが、どうなるんでしょうね。

そして、6月30日には同じく覚醒剤取締法違反(所持)で逮捕されていたマーシーこと田代まさしさんの控訴審が開かれ、一日だけで終わったようです。もともと殺人事件とかではないですが、やっぱり裁判は早くなりましたね。「迅速化」ちゅうやつです。ちゅうか瑠美としたことが、マーシーが控訴してたの知りませんでしたよ……。ニュースでも、あんまり大きく出てなかった気がします。

控訴審でマーシーが「志村けんさんの死をムダにしない」ちゅうたそうですが、そもそも控訴とコロナ関係ないし、ネットでも「志村さんのこと言うより、まず控訴するなや」とか「反省が見られない」みたいな意見が目立ちました。

私はマーシーのファンですが、やっぱりちょっとそう思います。もちろん判決に不服があれば控訴はできます。まあ判決が確定していない未決囚のほうが、私服で面会できたり、手紙は毎日OKで、お菓子も食べられますから、ラクなんですよ。もちろん、お金があればですけど。

一審ですぐムショに行くよりも、「ギリギリまで未決囚」を狙う不良も普通にいてます。でも、控訴審のほうが判決が重くなることもないとは言えません。ちなみに中野の「獄トモ」は、2人を殺して一審は懲役15年でしたが、控訴したら無期になってしまいました。まだ獄中(なか)にいてます。つまり控訴はある意味バクチみたいなところがあるんですが、マーシーの場合は、それはないと判断したのでしょう。

報道やとマーシーは「収監前に更生施設のプログラムを少しでも長く受けておきたい」と思ったらしいですし、マーシーの実子さんもツイッターで「刑務所に入って薬物依存が治るんだったらとっくに父ちゃん治ってるよ…」とつぶやいてます。ほんまそのとおりですが、世間様は「ええことやな」とは言わないと思います。

「適切な更生プログラム」って?

ニュースやと、マーシーは「茨城県鹿嶋市の施設で生活」してるそうで、たぶんダルクの潮騒ジョブトレーニングセンターですね。この施設は再就職の支援でも有名なところです。ここでなるべく長くトレーニングして、懲役に行くちゅうことなのでしょうね。実子さんのおっしゃるとおり、ムショに行っても治りませんけどね。

実子さんは、同じツイートで「こんなに再犯者が多いのだから刑務所の現状のプログラムでは無理だと思う。薬物依存は刑務所の辛さより欲望が勝つ恐ろしい病気。適切なプログラムを受けないと無理…」としていて、9,000人くらいの人がリツイートしてました。

中野も同感ですけど、控訴は「黙秘権」と同じで、別に正当な権利は権利やけど、行使したら「ふてぶてしい」とかいわれるヤツです。一般人はええけど人気商売やからなあ、と心配になっています。お2人とも、まだこれからいろいろあると思いますが、お早い社会復帰をお祈りしてます。相談にも乗りますよー。