プレミアの歴史上「最高のスペイン人」10名

世界で最も豊かなコンペティションと言われるプレミアリーグには、これまでも多くのスペイン人選手が所属してきた。

今回は『Squaeka』から「プレミアリーグの歴史上最も素晴らしかったスペイン人選手TOP10」を紹介する。

10位:サンティ・カソルラ

クラブ:アーセナル

プレミアリーグ所属:2012~2018年

出場数:129試合

スペインからは多くのナンバー10がやってきた。ミケル・アルテタやミチュら。しかしサンティ・カソルラほど特別な存在はいない。

両足から繰り出される精度の高いファンタジックなパスは芸術品であったし、その柔らかい人柄や雰囲気も尊敬された。残念ながらケガでそのキャリアは妨げられてしまったが…。

9位:フアン・マタ

クラブ:チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド

プレミアリーグ所属:2011年~

出場数:261試合~

今季もマンチェスター・ユナイテッドに残ることになったフアン・マタ。常に出番を得ているわけではないが、彼を称賛しない人もほとんどいない。

素晴らしい人格者であり、要求されてピッチに出れば刺激的なプレーを見せる。まさにプロフェッショナルである。

8位:ペペ・レイナ

クラブ:リヴァプール、アストン・ヴィラ

プレミアリーグ所属:2005~2013年、2020年~

出場数:291試合~

チャンピオンズリーグ優勝に貢献したイェルジー・デュデクのダンスよりも、彼がリヴァプールに残したものは大きい。100試合以上のクリーンシートを達成し、その割合も47%ととんでもない数字だった。

今年はアストン・ヴィラと契約してプレミアリーグに戻ってきており、イングランドでの生活を再び愉しんでいるようだ。

7位:ジエゴ・コスタ

クラブ:チェルシー

プレミアリーグ所属:2014~2018年

出場数:89試合

チェルシーでプレーしていたときだけではなく、彼は常に物議を醸す人物だった。時には敵を、そして味方をも巻き込んでいった。最後はアントニオ・コンテと泥沼の対立になってしまった。

ただ、それでも彼がピッチ上で集中したときのプレーは決定的だった。あらゆるDFが彼との対戦を嫌がった。チェルシーは彼のお陰でプレミアリーグ優勝を勝ち取れたといっても過言ではない。

6位:セサル・アスピリクエタ

クラブ:チェルシー

プレミアリーグ所属:2012年~

出場数:265試合~

オサスナ、マルセイユを経てチェルシーへとやってきたアスピリクエタ。元々はより攻撃的な選手であったが、徐々にポジションを下げ、極めて優秀なディフェンダーに成長していった。

その結果、センターバックでは鉄壁の守備を見せ、サイドバックなら絶妙なバランスを作り出し、ウイングバックならば安定のプレーを見せる選手になった。まさに「職人」である。

5位:シャビ・アロンソ

クラブ:リヴァプール

プレミアリーグ所属:2004~2009年

出場数:143試合

プレミアリーグに降り立ったエレガントなプレーメーカーだった。リヴァプールでの最初のシーズンでチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げ、伝説の一員になった。

彼の視野の広さ、試合の読み、正確なキック。その攻守に渡るプレーは息を呑むほど残忍なものだった。まさに天才的な宝物であった。

4位:フェルナンド・トーレス

クラブ:リヴァプール、チェルシー

プレミアリーグ所属:2007~2014年

出場数:212試合

リヴァプールでは本当に素晴らしい選手だったと記憶され、チェルシーでは本当に高い買い物だったと記憶されている。トーレスの浮き沈みは非常に大きかった。

ただ、アンフィールドで見せた彼のスピード、パワー、そしてフィニッシュに持ち込むセンスは、まさに超自然的なものだった。マンチェスター・ユナイテッドのファンは今でも彼の名前に恐怖を感じるはずだ。

3位:ダビド・デ・ヘア

クラブ:マンチェスター・ユナイテッド

プレミアリーグ所属:2011年~

出場数:307試合~

マンチェスター・ユナイテッドに加入したあと、アンデシュ・リンデゴーアにすらポジションを奪われかけていたことを覚えているだろうか。おそらくもう記憶していない人がほとんどだろう。

彼は2年目にプレミアリーグで適応し、優勝に大きく貢献。その後は低迷するマンチェスター・ユナイテッドのなかで孤軍奮闘、ファンから絶大な信頼を受ける存在となった。

2位:セスク・ファブレガス

クラブ:アーセナル、チェルシー

プレミアリーグ所属:2003~2011年、2014~2019年

出場数:350試合

アーセナルでは10代のセンセーショナルな若手としてデビューし、最年少でキャプテンマークを巻いた。そこではビッグタイトルを手にできなかったが、バルセロナへと戻ってトロフィーをいくつか掲げた。

そして、その勝利のメンタルを持ってチェルシーへと移籍。成熟したMFとなった彼はその3年で2回のプレミアリーグ優勝を経験し、静かにモナコへと移籍した。

1位:ダビド・シルバ

クラブ:マンチェスター・シティ

プレミアリーグ所属:2010~2020年

出場数:304試合~

プレミアリーグの時代を象徴する選手の一人だ。2010年にイングランドへやってきたあと、常にリーグ最高のMFだった。そのスキルと戦術眼、正確なパス、重要なゴール。

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