被爆者の思い伝える31人 平和案内人 18~82歳に修了証書

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横瀬理事長から修了証書を受け取る受講者=長崎市、長崎原爆資料館

 長崎平和推進協会のボランティアガイド「平和案内人」第7期生育成講座の修了式が11日、長崎市平野町の長崎原爆資料館であり、18歳から82歳まで31人が修了証書を受け取った。修了者のうち同協会に登録した人は、9月から観光客らに同資料館や市内の被爆遺構などを案内する。
 原爆投下から75年を迎え、被爆者の体験を聞く機会が減っている。育成講座は、被爆遺構などのガイドを通して被爆者の思いを伝える担い手を育てようと、同協会が2004年度に開講。平和案内人は現在、144人が活動している。
 7期生には39人が応募。昨年11月から5カ月間、市立城山小をはじめとする被爆遺構巡りや、現代の核問題などをテーマに計15回の研修を受けた。
 修了式では、横瀬昭幸理事長が受講者に修了証書を手渡し「被爆者の思いを伝える姿勢は、人に感動を与える。長崎を最後の被爆地に、という思いで大いに活躍してほしい」と激励した。
 同市琴海村松町のパート従業員、松本洋子さん(67)は、祖母と母らが被爆した被爆2世。「祖母たちの被爆体験を語り継ぎ、若い世代に平和の尊さを伝えたい」と話した。