MLB公式サイトが「強力打線トップ10」を特集 1位に輝いたのは?

メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンスは日本時間7月14日、「強力打線トップ10」を紹介する特集記事を公開した。開幕まであと11日となったメジャーリーグの2020年シーズン。トップ10に選ばれた各打線は、期待通りにその力を発揮するのだろうか。

カストロビンスが1位に選出したのはドジャースだ。2018年アメリカン・リーグMVPのムーキー・ベッツが1番、2019年ナショナル・リーグMVPのコディ・ベリンジャーが4番に座り、過去2年間で70本塁打のマックス・マンシーが2番、ドジャース加入後6年間の通算打率が3割を超えているジャスティン・ターナーが3番を打つ上位打線は破壊力抜群。2016年ナ・リーグ新人王かつMVP投票3位のコリー・シーガーが5番に入る。

6番以降にもジョク・ピーダーソンやウィル・スミスといった一発長打を秘める打者が並び、9番を打つギャビン・ラックスはナ・リーグ新人王の有力候補。昨年はAA級とAAA級で合計113試合に出場して打率.347、26本塁打、76打点、10盗塁、OPS1.028をマークしており、シーズンが終わる頃には上位を打っているかもしれない。

マット・ビーティ、エンリケ・ヘルナンデス、クリス・テイラーなど、ほかにもレギュラー級の実力を持つ選手が控えており、選手層の厚さも含め、打線の総合力はメジャーナンバーワンだ。夏季キャンプへの合流が遅れているA・J・ポロックが加われば、さらに選手層は厚くなる。

カストロビンスが選出した「強力打線トップ10」は以下の通り。

1位:ドジャース
(右)ムーキー・ベッツ
(一)マックス・マンシー
(三)ジャスティン・ターナー
(中)コディ・ベリンジャー
(遊)コリー・シーガー
(左)ジョク・ピーダーソン
(指)マット・ビーティ
(捕)ウィル・スミス
(二)ギャビン・ラックス

2位:ツインズ
(右)マックス・ケプラー
(遊)ホルヘ・ポランコ
(指)ネルソン・クルーズ
(三)ジョシュ・ドナルドソン
(左)エディ・ロサリオ
(一)ミゲル・サノー
(捕)ミッチ・ガーバー
(二)ルイス・アラエス
(中)バイロン・バクストン

3位:アストロズ
(中)ジョージ・スプリンガー
(三)アレックス・ブレグマン
(二)ホゼ・アルトゥーベ
(遊)カルロス・コレア
(指)ヨルダン・アルバレス
(一)ユリ・グリエル
(左)マイケル・ブラントリー
(右)ジョシュ・レディック
(捕)マーティン・マルドナード

4位:ヤンキース
(二)DJ・レメイヒュー
(右)アーロン・ジャッジ
(遊)グレイバー・トーレス
(指)ジャンカルロ・スタントン
(捕)ゲーリー・サンチェス
(左)ブレット・ガードナー
(一)ルーク・ボイト
(中)アーロン・ヒックス
(三)ジオ・ウルシェラ

5位:アスレチックス
(遊)マーカス・セミエン
(三)マット・チャップマン
(一)マット・オルソン
(指)クリス・デービス
(中)ラモン・ラウレアーノ
(左)マーク・キャナ
(右)スティーブン・ピスコッティ
(捕)ショーン・マーフィー
(二)フランクリン・バレート

6位:メッツ
(三)ジェフ・マクニール
(一)ピート・アロンゾ
(右)マイケル・コンフォート
(左)J・D・デービス
(二)ロビンソン・カノー
(指)ヨエニス・セスペデス
(中)ブランドン・ニモ
(捕)ウィルソン・ラモス
(遊)アメッド・ロサリオ

7位:ホワイトソックス
(遊)ティム・アンダーソン
(三)ヨアン・モンカダ
(一)ホゼ・アブレイユ
(左)エロイ・ヒメネス
(捕)ヤスマニ・グランダル
(指)エドウィン・エンカーナシオン
(右)ノマー・マザーラ
(二)レウリー・ガルシア
(中)ルイス・ロベルト

8位:カブス
(三)クリス・ブライアント
(一)アンソニー・リゾー
(遊)ハビアー・バイエズ
(指)カイル・シュワーバー
(捕)ウィルソン・コントレラス
(右)ジェイソン・ヘイワード
(左)イアン・ハップ
(中)アルバート・アルモラJr.
(二)ジェイソン・キプニス

9位:レッドソックス
(左)アンドリュー・ベニンテンディ
(遊)ザンダー・ボガーツ
(三)ラファエル・デバース
(指)J・D・マルティネス
(右)アレックス・ベルドゥーゴ
(捕)クリスチャン・バスケス
(一)ミッチ・モアランド
(中)ジャッキー・ブラッドリーJr.
(二)ホゼ・ペラザ

10位:エンゼルス
(二)デービッド・フレッチャー
(中)マイク・トラウト
(三)アンソニー・レンドン
(指)大谷翔平
(左)ジャスティン・アップトン
(一)アルバート・プーホルス
(捕)ジェイソン・カストロ
(遊)アンドレルトン・シモンズ
(右)ブライアン・グッドウィン

なお、カストロビンスはトップ10以外の注目打線の筆頭にブルージェイズを挙げている。平均年齢26歳の打線には、ブラディミール・ゲレーロJr.、ボー・ビシェット、キャバン・ビジオ、ルルデス・グリエルJr.など伸び盛りの若手がズラリと並んでおり、予想以上の破壊力を発揮する可能性を秘めている。カストロビンスはこのほか、ブレーブス、インディアンス、ナショナルズ、パドレス、レッズ、レイズの打線にも言及している。

ブルージェイズの予想ラインナップは以下の通り。

注目:ブルージェイズ
(遊)ボー・ビシェット
(二)キャバン・ビジオ
(左)ルルデス・グリエルJr.
(一)ブラディミール・ゲレーロJr.
(右)テオスカー・ヘルナンデス
(中)ランドール・グリチック
(三)トラビス・ショウ
(指)ラウディ・テレズ
(捕)ダニー・ジャンセン

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