ペットと一緒に避難 県内初の専用避難所がある松阪市

三重県内で初めてペット同伴の避難者のみを受け入れる専用の避難所運用が始まった松阪市で、新型コロナウイルスにも対応した避難所の開設訓練が行われました。

これまで、一部の避難所では犬やネコなどのペットを軒下や個別のスペースなどで受け入れていましたが、松阪市では市民の要望を受け、今年度から風水害の際に「さんぎんアリーナ」をペット連れの市民のみを受け入れる避難所として運用することになりました。

本格的な台風シーズンを前に13日に行われた訓練は、台風の接近に伴い市内全域に警戒レベル3にあたる避難準備情報が出されたとの想定で行わ、市の職員や市民が参加しました。

ペットと共に避難した人たちは、感染症対策として入口で検温や手の消毒を行い、職員が家族ごとに2メートルの距離を保ち避難するよう案内していました。

発熱者がいた場合は他の避難者と動線を分け、別の階に誘導していました。

松阪市では今後、避難者が多い場合や避難が長期にわたる場合などの対応も考えていきたいとしています。

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