ハミルトン、問題を乗り越えて勝利「楽ではなかった。レッドブルに用心しなければならない」メルセデス【F1第2戦決勝】

 2020年F1シュタイアーマルクGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは今季初優勝を挙げた。ポールポジションからソフトタイヤでスタートしたハミルトンは27周目にミディアムタイヤに交換、71周のレースを1回ストップで走った。

■メルセデス-AMG・ペトロナスF1チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=1位
 ここは苦手なコースのひとつだったから、今日のようなパフォーマンスを見せることができて心からうれしい。去年の最終戦以来の勝利で、とても久しぶりに感じる。開幕戦の週末は苦しんだけれど、そこから大きく前進することができた。

 チームの戦略は素晴らしかったから、あとは縁石を避けながら、きっちりと最後まで走り切るだけだった。終盤にファステストラップを狙おうとしたが、40周走ったミディアムで、新品タイヤで狙っている相手に対抗するのは難しかったと思う。

 チームとファクトリーのスタッフ全員に心から感謝する。皆、見事な仕事をしてくれた。まだ先が長く、全員で苦労して戦っていかなければならない。でも今日、一歩前に踏み出せたのは間違いないよ。

(FIA記者会見で語り)今週末は楽ではなかった。金曜にレッドブルがいいペースを見せて、僕らの方は問題を抱えていたからだ。でも金曜午後の問題は修正することができた。深刻な問題ではなかったよ。

2020年F1第2戦シュタイアーマルクGP 優勝したルイス・ハミルトン(メルセデス)と3位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

 開幕戦での問題のいくつかを、チームが改善するために頑張ってくれたおかげで、今日は先週よりはプッシュして走ることができた。

 レッドブルとマックス(・フェルスタッペン)はとても速かった。簡単に片づけられる相手ではないので、用心しなければならない。これからハンガリーをはじめとして、レッドブルが得意なサーキットに行くことになるからね。

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