あゆみくりかまき[ライブレポート]ファンと描いた多幸感溢れる光景「この場所で会えるように歌い続けていきたい」

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あゆみくりかまき[ライブレポート]ファンと描いた多幸感溢れる光景「この場所で会えるように歌い続けていきたい」

あゆみくりかまきが、7月12日(日)にグループ初の無観客生配信ライブ<みんなと作るHAPPY ROCK LIVE>を開催した。当初3月28日より全国ツアー<ボクらの熊魂2020~うららかな春のHAPPY ROCK TOUR~>を敢行し、5月5日に同ツアーファイナルであり、結成6周年記念ワンマンライブをEX THEATER ROPPONGIにて行なう予定であったあゆみくりかまき。しかし、新型コロナウイルスの影響により、そのすべての公演が中止に。この逆境を経て、実に約5ヵ月ぶりのライブとなったこの日、3人はどのような景色をステージ上に描いたのか? 本記事では、画面の向こうのたくさんのオーディエンスに向けて、3人が、今できる最大限の方法で熱い想いを届けた無観客生配信ライブの模様をお届けしたい。

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撮影:mao

ファンと交流しながら決めたセットリスト

開演定刻の18時になると、画面はステージを映し出し、3人は5月にリリースした配信限定EP表題曲「Grateful」で無観客生配信ライブの幕を開く。メンバーが“「HAPPY ROCK」を掲げる今のあゆくまを象徴する曲”と語るこの曲を、飛び切りの笑顔でパフォーマンスする3人。途中タオルを振り回しながら、視聴者を煽り、画面を越えて冒頭からファンとの一体感を作り上げていく。配信ライブではあるが、普段のライブと変わらないステージングを魅せていた。

「Grateful」を歌い終わると、端末でファンのコメントを確認しながら、今回の無観客生配信ライブの大きなポイントとなるメンバーとファンが一緒にセットリストを決めるトークコーナーへ。

あゆくまの楽曲を“ファニー(ポップなナンバー)”“ゴリ(ハードなナンバー)”“エモ(エモーショナルなナンバー)”の3つに分けて、この日の4&5曲目に入る“ファニー曲①&②”、7&8曲目に入る“ゴリ曲①&②”、10曲目&ラストの13曲目に入る“エモ曲①&②”を決めていくことに。

“ファニー”の候補曲は、「Amagami Days」「森のくまさん」「ゴマスリッパー」「スペース・エスプレッソ」「HAVE A NICE DAY,世界」「犯行声明」「スターライトジャンボリー」「真相はどうでもいい」「女子か。」「「キミが好き」「キミが好き」」「蜜蜜蜜」の11曲。ファンのコメントを読みつつ、メンバーの考えも踏まえて、「森のくまさん」「蜜蜜蜜」「Amagami Days」を最終候補にピックアップ。ここから視聴者によるWEB投票を経て、ファニー曲①(4曲目)は「蜜蜜蜜」、ファニー曲②(5曲目)は「Amagami Days」に決定した。

この流れで、ゴリ曲は「KILLLA TUNE」「WAR CRY」「自分革命」の中からゴリ曲①(7曲目)が「KILLLA TUNE」、ゴリ曲②(8曲目)が「WAR CRY」、エモ曲はエモ曲①(10曲目)が「MILLION」「旅立ちの唄」「Place My Place」から「旅立ちの唄」、エモ曲②(13曲目)が「ナキムシヒーロー」「アナログマガール’18」「つながり」から「ナキムシヒーロー」が選出された。

ファンとセットリストを組み上げ、ライブはいよいよ本編へ向かう。

あゆみくりかまき<みんなと作るHAPPY ROCK LIVE>(2020年7月12日)

ステージ上で生き生きと躍動する3人

テクニカルなギターが炸裂するロックテイスト溢れるSEが轟く中、先陣を切ってステージに姿を表したくりかは、“HAPPY ROCK”と記されたフラッグを力強く振る。イエローを基調に全員デザインが異なる新衣装を身にまとった3人が舞台に揃うと(まきはロングだった髪を大胆に切り、くりかは髪色をオレンジにするというイメージチェンジも)、“あゆくま、やったんでー!”という叫びとともに、最新EP収録の「夢の続き」をドロップ。エモーショナルなメロディを表情豊かに歌い上げる3人に対して、配信のコメント欄には“泣けてきた”“涙が止まらない”といったファンの言葉が溢れた。

配信ライブにおいても、いつもと変わらず冒頭からオーディエンスの心を見事に掴んだ3人は、続いてEDMナンバー「未来トレイル」をアクト。このコロナ禍で、誰しもが絶対的な正解と言える行動ができない今、この曲の“地図にないケモノミチ/道にするから”“昨日とは違う私/今日も更新するんだ”という歌詞は、胸に深く響いてくるものがあった。

“みんな、5ヵ月待たせた! 今日はみんないるところは違うけど、心は1つやんな。一緒にクラップやろう! <みんなと作るHAPPY ROCK LIVE>、あなたがいないと始まりません。あゆくまと一緒に最高に楽しい1日にしましょう。全員で踊れ!”という、まきの煽りから「ジェットクマスター」へ。ヘヴィなバンドサウンドに乗りながら、3人は躍動感のあるステージングを魅せた。

くりか<みんなと作るHAPPY ROCK LIVE>(2020年7月12日)

MCで、以前実施した配信番組で、あゆくまがライブをできるようになったら最初のライブの1曲目に「夢の続き」をやることを約束していたことを明かすと、ファンとセットリストを決めた“ファニー曲ブロック”へ。

3人は「蜜蜜蜜」の落ちサビで、お立ち台に立って歌声を高らかに響かせると、「Amagami Days」ではアッパーなバンドサウンドに乗りながらダイナミックなステージングを披露した。

新衣装を紹介したMCのあとは、結成6周年記念ワンマンライブに参加予定だったサポートバンドをプロデュースしていたKuboty(ex.TOTALFAT)がアレンジした「HAPPY ROCKメドレー」コーナーへ。

ここでは「アイノウタ」「心友フォーエバー」「森森森」「鮭鮭鮭」が次から次へと投下されていったが、ハードなギターサウンドとバスドラムを中心に音数を増したドラムビートがアグレッシブさを増強させていた。「鮭鮭鮭」のギターソロにはOzzy Osbourneの「Crazy Train」のフレーズがオマージュされていて、洋楽ロック好きのファンはコメント欄でも思わずニンマリ。また、このメドレーコーナーでは、自粛期間中に3人が積極的に取り組んでいたYouTuber活動を踏まえて、曲間に客席エリアで、あゆみが“けん玉”、まきが“輪投げ”、くりかが“オモチャの魚釣り”、そして3人でテーブルクロス引きに挑戦。しかし、まき以外は失敗に終わり、最終的には3人でビリビリペンを押すという、無観客配信ライブだからこそできる、あゆくまらしいお笑い企画でファンを楽しませた。

中盤戦の“ゴリ曲ゾーン”では、激しいバンドサウンドに乗りながら、まきが“これがあゆみくりかまきだ!”“みんなも声出してな!”とアジテート。それに呼応するように、コメント欄には、一緒にシンガロングしているかのような文字が溢れた。

ライブ初披露となった「ビリーでGO!」では、3人はアクセルをさらに踏み込むように、疾走感溢れるパンキッシュなビートをバックに勢いに溢れた歌声を放った。

配信ライブであっても、3人の姿勢はいつもと変わらない。“歌うたい”のあゆみは感情をたっぷりと込めた歌を届け、“DJ”のくりかはステージの後方&前方どこにいても存在感のあるパフォーマンスで魅せ、“盛り上げ役”のまきはオーディエンスを力強く煽る。まさに水を得た魚のように、ステージ上で生き生きとした姿で躍動する3人を観ていて、改めて、あゆみくりかまきにとって“ライブ”が主戦場であることを再確認できた。

あゆみ<みんなと作るHAPPY ROCK LIVE>(2020年7月12日)
あゆみくりかまき<みんなと作るHAPPY ROCK LIVE>(2020年7月12日)

ファンとともに夢の先へ

あゆみくりかまきの約5ヵ月ぶりのライブは、終盤の“エモブロック”へ。

ファンと選曲した「旅立ちの唄」で笑顔を見せながら情感を込めた歌声を響かせた3人は、「絆ミックス」では1つのお立ち台に集まり肩を組んでパフォーマンス。エンディングでは、3人がステージを降りて、客席エリアに置かれた“絆”と書かれた巨大な習字の前でポーズを決めるサプライズ演出も(この習字は、終演後のエンディングムービーの中で、メンバー自身が巨大な筆(MCでは“モップ”と形容していた)を使って書いたものであったことが明かされた)。

この展開に、配信のコメント欄には称賛のコメントが多数寄せられ、メンバー同士、またメンバーとオーディエンスの絆の強さを証明するものとなった。

あゆみくりかまき<みんなと作るHAPPY ROCK LIVE>(2020年7月12日)

あゆみくりかまきとファンの揺るぎなき絆は、続く、ファンキー加藤が作詞を手がけた「ぼくらのうた」にも表れ、事前にファンから募集した歌声が楽曲の終盤に流され、まるでフロア満杯にオーディエンスがいるあゆくまのいつものライブのように、メンバーとファンの大合唱が響き渡っていた。

“会えない期間がこんなにも長いのは、本当に初めてで。私たち自身もどういう形で、(ライブを)またぎ(あゆみくりかまきのファンの総称)に届けられるのかと、すごく考えた期間でした。私たちが思っている以上に、またぎがあゆくまのことをすごく想ってくれていて本当に嬉しい。これからもこの配信がきっかけで、みんなと会える機会が増えていったら、もちろん嬉しいし、あゆくまもまたみんなと会えるように、この場所で会えるように歌い続けていきたいと思います。最後、みんなの想いも受け取って、メンバーの想い、スタッフさんの想い、あゆくまに関わってくれたすべての人の想いを込めて、まだまだあゆくまは諦めらめへんという気持ちを込めて、歌います。一緒に歌ってください“と、この配信ライブまでとステージに立っている現在、そして未来に向けての想いを、素直に語ったまきの言葉とともに、最後はファンと選曲した「ナキムシヒーロー」へ。

イントロで、“遅すぎる夢はないって、絶対証明してみせるぞ!”と溢れる想いを絶叫するまき。ミラーボールが煌めき、光り輝くステージに、3人はエモーショナルなメロディに自分たちの魂を注入しながら、叙情的な光景を描いていった。最後は、歌詞にある“さぁ行こう/キラキラの夢の先へ”に一緒に行くことをファンと約束し、ライブを締めくくった。

まき<みんなと作るHAPPY ROCK LIVE>(2020年7月12日)

グループ初の無観客生配信ライブを終えた3人は、最後に感謝と決意を口にする。

あゆみ:

本当にありがとうございました! すごく生きた心地がしました。でも……やっぱりみんなに会いたいなって、すごく思いました。だけど、今日、みんなに会えたし、目には見えないけど信じているから。これからも私たちと一緒に楽しんでもらえたらなと思います。

くりか:

みなさん、今日もありがとうございました。配信ライブという形ではあるんですけど、5ヵ月ぶりにライブができて、本当に嬉しかったです。3人がホントに一緒の気持ちで、もっとまたぎに会いたくなったライブになりました。だから、また絶対に会いましょう! それまで、みんな絶対に元気でいてください。

まき:

今日のライブは、めちゃめちゃ楽しかったし、こうやってライブができてすごく嬉しかったんですけど、でも、どこかにもどかしさがあるのも、本当の気持ちです。あゆみくりかまき、5ヵ月ぶりにワンマンライブができたっていう、この気持ちを胸に、もっともっとみんなとライブがしたいし、こうして配信ができる機会があったら、またやりたいし、これからもみんなと一緒に歩んでいきたい、そういうグループでいたいと思います。<みんなと作るHAPPY ROCK LIVE>の続きは、必ずやりましょう。みんな、待っていてください。

多くのグループが配信ライブを実施するようになり、それぞれが試行錯誤をしながら、今できる最大限のパフォーマンスを届けようとしている昨今。あゆみくりかまきもまた、今回ファンとセットリストを決めたり、募集した合唱音源と一緒に歌うといった独自のアイディアで、物理的な距離を超えてファンとの深い交流を実現させていた。リアルであろうが、配信であろうが、彼女たちが届けようとしているものは決して変わらない。あゆみくりかまきの活動の中でも大きな転換点となったこのライブの続きは、いつになるのか。その時、彼女たちはどのようなパフォーマンスを魅せてくれるのか。その日への期待感をグッと高めてくれるライブであった。

なお、<みんなと作るHAPPY ROCK LIVE>のアーカイブは、7月14日(火)12:00〜7月15日(水)11:59の24時間限定で公開される。

<みんなと作るHAPPY ROCK LIVE>

<みんなと作るHAPPY ROCK LIVE>

・日時

2020年7月12日(日)

入場 17:00 / スタート 18:00 / 終了(予定)20:00

・チケット

¥2,000(税込)

※視聴には、無料ファンクラブ「またぎ会」へのご登録と視聴チケット「StreamPass」の購入が必要になります。

※購入・視聴には、「またぎ会」にご登録のPlus member ID(旧 EMTG ID)でのログインが必要になります。

※生配信視聴は、配信視聴専用アプリ『FanStream』をダウンロードするとご覧いただけます。

(アプリダウンロードには、iOS端末・Android端末のいずれかの端末が必要となります。推奨環境はアプリ案内ページにてご確認ください)

あゆみくりかまき 配信限定EP「Grateful」

配信ページはこちら!

配信限定EP「Grateful」収録曲

M1. Grateful

M2. 夢の続き

M3. ビリーでGO!

M4. Grateful (Instrumental)

M5. 夢の続き(Instrumental)

M6. ビリーでGO! (Instrumental)