<レスリング>2021年世界選手権は10月2~10日開催で準備へ…ノルウェー協会

 ノルウェー・レスリング協会は、ホームページで来年10月2日(土)~10日(日)にオスロで予定されているシニア世界選手権のボランティア・スタッフの募集を開始。同期間に世界選手権が実施される可能性が高くなった。

 東京オリンピックの1年延期により、来年はオリンピック・イヤーとなり、これまでの慣例からすれば世界選手権は開催されないか、非オリンピック階級のみの開催だった(注=2008・12年は女子のみ全階級の世界選手権が開催された)。

 今年の世界選手権開催(12月にセルビアで予定)が流動的で、次の世界選手権が2022年になると、オリンピック出場の望みが断たれた選手は2年間に渡って“世界一決定戦”の場がなくなるため、2021年世界選手権開催の必要性がUWW内部で起こっていた。

 イランは、当初予定の10月初旬開催では、東京オリンピックの2ヶ月後となって間隔が短すぎるとし、12月開催を提案していた。ノルウェーのオベ・グンダーソン記者は、本ホームページの問い合わせに対し、「10月の第1週は学校が休みの期間。10月2~10日に開催予定」と回答してきた。

 世界レスリング連盟(UWW)のカレンダーでは、当初予定の10月2~10日のままとなっている。

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