パワースポットで人気 巨石で地域おこし 都路町観光協

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作業前に打ち合わせをする観光協会員ら

 田村市都路町岩井沢の笠石山にある巨石群が「パワースポット」として注目され、人気がじわりと高まっている。地元の都路町観光協会は地域活性化につなげようと、周辺の整備とPRに乗り出した。訪れる人の安全を確保するため十二日、巨石周辺の樹木を伐採するなど環境整備に取り組んだ。今後、案内板を設置する。

 てんぐが下りた足跡が残るとされる、高さ一〇・七メートル、周囲五〇・五メートルの「古代亀石」や、高さ七メートル、底辺十五メートル四方の石の上に高さ三メートル、底辺五メートル四方の石が乗っている「笠石」をはじめ、大きな石が山の中腹の至る所にある。深い森の中にある石は存在感があり、神秘的だ。住民は山の神を祭るなどして、大切にしている。インターネットのサイトなどで紹介され、訪れる人が徐々に増えてきた。

 古代亀石は道路脇にあるので、車で行ける。その他は山道を徒歩で登らなければ見られない。住民手作りの簡単な道案内の看板はあるが十分とは言えないため、観光協会は散策路の整備を二〇二〇(令和二)年度の主要事業に据えた。

 十二日は観光協会員や地域住民ら合わせて十人が参加し、笠石やその近くにある巨石の周辺で見物に支障のある木や枯れた木を伐採した。武田義夫会長(77)は「巨石を都路のにぎわいと活性化につなげたい」と意気込む。案内板は梅雨が明けたら設置する予定だという。