鹿児島県知事当選の塩田氏 県都再開発見直し示唆 新体育館や本港区「県民の意見聞く」

©株式会社南日本新聞社

初当選を果たし、インタビューに答える塩田康一氏=13日、鹿児島市荒田1丁目

 12日投開票された鹿児島県知事選で初当選した前九州経済産業局長の塩田康一氏(54)は13日、南日本新聞のインタビューに応じ、県が鹿児島市で進める新総合体育館整備計画や、鹿児島港本港区エリア再開発について「一呼吸置く必要がある」と、見直しを示唆した。

 新体育館の候補地は二転三転し、県は2019年11月、県庁東側県有地(同市与次郎2丁目)を再選定した。狭い敷地を補うため隣接する南日本放送(MBC)所有の土地を取得し、合わせて整備する方針を表明。4月にMBCと土地譲渡協議に入った。

 塩田氏は「場所ありきでなく、関係団体の意見も聞きながら機能を再検討し、候補地を決めた方がいい」と指摘し、MBCとの協議は「新型コロナウイルスの影響も考えると、そのまま進めるのは難しいのでは」と述べた。

 本港区エリアは、県がドルフィンポート跡地一帯を使い、富裕層向けホテル建設など観光拠点化を目指してきた。コロナ禍で民間事業者の公募が無期限延期されている。

 塩田氏はマニフェスト(政策綱領)で「ドルフィン跡地を活用し国際会議を開けるコンベンション機能の整備を検討する」と記し、現計画の見直しに言及している。「本港区は鹿児島の顔。私だけで決められることではない。県民や商店街関係者らの意見を聴取して進めたい」と話した。