タイガースが右腕ゴッドリーを解雇 Rソックスが獲得に興味

タイガースは日本時間7月14日、マイナー契約の招待選手として夏季キャンプに参加していた30歳の右腕ザック・ゴッドリーを解雇したことを発表した。ゴッドリーはタイガースとの契約を破棄できる権利を有していたが、その期限を迎える前にタイガースは解雇を決断。フリーエージェントとなったゴッドリーには、先発投手不足に悩むレッドソックスが興味を示しているようだ。

ゴッドリーは2015年にダイヤモンドバックスでメジャーデビューを果たし、メジャー3年目の2017年に先発ローテーション入り。現在タイガースで監督を務めるロン・ガーデンハイアーはこのとき、ダイヤモンドバックスでベンチコーチを務めており、155イニングを投げて8勝9敗、防御率3.37、165奪三振をマークしたゴッドリーのピッチングを目にしていた。

翌2018年には、防御率こそ4.74へ悪化したものの、前年を上回る178.1イニングを投げて15勝11敗、185奪三振を記録。しかし、昨年は開幕からなかなか調子が上がらず、ダイヤモンドバックスとブルージェイズの2球団で合計92イニングを投げ、4勝5敗2セーブ、防御率5.97に終わった。

ガーデンハイアーはゴッドリーの実力を認めつつも、他の投手にチャンスを与えたいというチーム事情もあり、ゴッドリーを解雇することになったことを明らかにした。チーム再建中のタイガースには先発、リリーフを問わず、伸び盛りの若手投手が多数在籍しており、ガーデンハイアーはこれらの若手投手にチャンスを与える方針だ。

なお、「MassLive.com」のクリス・コティーロによると、レッドソックスがゴッドリーの獲得に興味を示しているという。レッドソックスはエース左腕のクリス・セールがトミー・ジョン手術で離脱し、昨年19勝のエドゥアルド・ロドリゲスも新型コロナウイルスの陽性反応により開幕に間に合うか不透明な状況。実績のある先発投手がネイサン・イバルディとマーティン・ペレスしかおらず、外部からの補強を検討しているようだ。

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