2020年シーズンの新人王候補 MLB公式サイトが特集

メジャーリーグ公式サイトのウィリアム・ブーアは日本時間7月14日、2020年シーズンの新人王候補を紹介する特集記事を公開した。昨年はヨルダン・アルバレス(アストロズ)とピート・アロンゾ(メッツ)が受賞。今年は60試合制という短縮シーズンでの開催となるため、候補者は開幕ロースター入りする選手、または開幕直後のメジャー昇格が見込まれる選手に限られるだろう。

アメリカン・リーグでは、6年5000万ドルの契約を結び、開幕から正中堅手として起用される予定のルイス・ロベルト(ホワイトソックス)が筆頭候補に挙げられた。昨年はA+級、AA級、AAA級の3階級でプレーして合計122試合に出場し、打率.328、32本塁打、92打点、36盗塁、OPS1.001の好成績をマーク。28四球に対して129三振と粗削りな部分はあるものの、ポテンシャルの高さはピカイチだ。

このほか、二刀流選手として期待されるブレンダン・マッケイ(レイズ)、先発ローテーションの一角を担う予定のヘスス・ルザード(アスレチックス)、正捕手を務めるショーン・マーフィー(アスレチックス)、ロベルト同様に6年契約を結んだエバン・ホワイト(マリナーズ)などが有力候補。ジョー・アデル(エンゼルス)、ネイト・ピアソン(ブルージェイズ)、ニック・ソラック(レンジャーズ)らにもチャンスがあるかもしれない。

一方、ナショナル・リーグでは、昨年終盤にメジャーデビューし、ポストシーズンの舞台も経験したギャビン・ラックス(ドジャース)が筆頭候補に挙げられた。昨年はAA級とAAA級の2階級で合計113試合に出場し、打率.347、26本塁打、76打点、10盗塁、OPS1.028の好成績をマーク。メジャーでも23試合で打率.240、2本塁打、9打点、2盗塁、OPS.705を記録し、今年は開幕から正二塁手としての起用が予定されている。

ラックス以外では、正三塁手に抜擢されるカーター・キーブーム(ナショナルズ)、先発ローテーション入りが期待されるダスティン・メイ(ドジャース)、先発ローテーションの一角を担う予定のミッチ・ケラー(パイレーツ)、開幕後の早い段階でのメジャー昇格を予想されるディラン・カールソン(カージナルス)らが有力候補。ジョーイ・バート(ジャイアンツ)、サム・ヒリアード(ロッキーズ)、ニコ・ホーナー(カブス)なども注目すべき存在だ。

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