フリーマンの開幕戦出場は微妙 ブレーブス番記者が現状報告

メジャーリーグ公式サイトでブレーブスの番記者を務めるマーク・ボーマンは日本時間7月14日、ファンから寄せられた質問に回答する形で主砲フレディ・フリーマンの現状についてレポートした。ボーマンによると、新型コロナウイルスに感染したフリーマンの体調は快方に向かっているものの、全てが順調に進んだとしても、開幕戦の出場は微妙な状況だという。

ボーマンは、フリーマンに関する「良いニュース」として1週間以上にわたって体調が徐々に回復する状態が続いていることを挙げる一方、「悪いニュース」としてチームに合流する見通しが立っていないことを伝えた。陽性となった選手がチームに合流するためには24時間のスパンのなかで2度陰性と判定される必要があるものの、フリーマンの体調はまだその段階まで回復していないようだ。

こうした状況を踏まえ、ボーマンは「全てが順調に進んだとしても、フリーマンが開幕戦に出場できるかどうかは微妙な状況だ」と伝えている。今後数日のうちに2度陰性となり、チームに合流できたとしても、日本時間7月25日に敵地シティ・フィールドで行われるメッツとの開幕戦まで1週間ほどしか残されていない。病み上がりのなか、ジェイコブ・デグロムと対戦する準備をわずか1週間で整えるのは困難だろう。

フリーマンは昨年終盤に右肘を痛めてポストシーズンでは実力を発揮できず、シーズン終了後に手術を受けた。無理をして試合に出場し、思うようにプレーできなかった経験があるだけに、準備不足のまま無理に試合に出場するのではなく、しっかり準備が整ってからチームに合流することを選択する可能性が高いと見られる。よって、フリーマンがメッツとの開幕戦に出場する可能性は極めて低いと言える。

各球団のロースター情報を扱う「Roster Resource」では、ブレーブスがヨンダー・アロンゾとピーター・オブライエンのプラトーンでフリーマンの穴を埋めると予想。ただし、両者は40人枠外の招待選手という立場であり、両者をロースターに追加するためには誰かを40人枠から外さなければならない。主砲の離脱により、ブレーブスは開幕までに難しい判断を強いられることになりそうだ。

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