MLB公式サイトが「強力先発ローテーション・トップ10」を特集

メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンスは日本時間7月14日、前日の「強力打線トップ10」に続いて「強力先発ローテーション・トップ10」を紹介する特集記事を公開した。60試合制という短縮シーズンでは、1試合の重みが例年以上に大きいため、各試合で先発する投手へのプレッシャーも大きくなるはず。先発ローテーションに名を連ねる投手たちには、そのプレッシャーのなかでしっかり実力を発揮することが求められる。

カストロビンスが「強力先発ローテーション」の1位に挙げたのが、昨年の王者・ナショナルズだ。球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げた昨年のポストシーズンにおいて、マックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグ、パトリック・コービン、アニバル・サンチェスの先発四本柱が大車輪の活躍。この4人が今年も先発1~4番手を担う。5番手はジョー・ロスの出場辞退により、オースティン・ボースとエリック・フェッディの両右腕による争いとなっている。

2位には実力派が揃うレイズがランクイン。エース格のチャーリー・モートンは昨年のサイ・ヤング賞投票で3位となり、2018年の同賞受賞者であるブレイク・スネルが復活すれば強力な二本柱が形成される。さらに、昨年は故障に泣いたものの、エースへと飛躍する兆しを見せたタイラー・グラスノーが先発3番手を務める。安定した働きを期待できるライアン・ヤーブローとヨニー・チリーノスが4~5番手に控えている点もレイズの強みだ。

3位には秋山翔吾が所属するレッズがランクイン。ルイス・カスティーヨとソニー・グレイは昨年、球団史上初の「200奪三振コンビ」を形成し、昨季途中に加入したトレバー・バウアーが先発3番手、今年から新加入のウェイド・マイリーが4番手に入る。5番手のアンソニー・ディスクラファーニも直近4年間で9勝を挙げたシーズンが3度もあり、ある程度計算の立つ投手である。

カストロビンスが選出したトップ10の顔ぶれは以下の通り。

1位:ナショナルズ
1. マックス・シャーザー
2. スティーブン・ストラスバーグ
3. パトリック・コービン(左)
4. アニバル・サンチェス
5. オースティン・ボース

2位:レイズ
1. チャーリー・モートン
2. ブレイク・スネル(左)
3. タイラー・グラスノー
4. ライアン・ヤーブロー(左)
5. ヨニー・チリーノス

3位:レッズ
1. ソニー・グレイ
2. ルイス・カスティーヨ
3. トレバー・バウアー
4. ウェイド・マイリー(左)
5. アンソニー・ディスクラファーニ

4位:インディアンス
1. シェーン・ビーバー
2. マイク・クレビンジャー
3. カルロス・カラスコ
4. アダム・プルッコ
5. ザック・プリーサック

5位:ドジャース
1. クレイトン・カーショウ(左)
2. ウォーカー・ビューラー
3. フリオ・ウリアス(左)
4. アレックス・ウッド(左)
5. ロス・ストリップリング

6位:ヤンキース
1. ゲリット・コール
2. 田中将大
3. ジェームス・パクストン(左)
4. J・A・ハップ(左)
5. ジョーダン・モンゴメリー(左)

7位:レンジャーズ
1. ランス・リン
2. マイク・マイナー(左)
3. コリー・クルーバー
4. カイル・ギブソン
5. ジョーダン・ライルズ

8位:メッツ
1. ジェイコブ・デグロム
2. マーカス・ストローマン
3. リック・ポーセロ
4. スティーブン・マッツ(左)
5. マイケル・ワカ

9位:アストロズ
1. ジャスティン・バーランダー
2. ザック・グレインキー
3. ランス・マカラーズJr.
4. ホゼ・ウルキディ
5. ジョシュ・ジェームス

10位:カージナルス
1. ジャック・フラハティ
2. ダコタ・ハドソン
3. アダム・ウェインライト
4. マイルズ・マイコラス
5. カルロス・マルティネス

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