波瑠×鈴木京香の「未解決の女」新シーズンに谷原章介&皆川猿時がレギュラー出演

テレビ朝日系で8月6日にスタートする連続ドラマ「未解決の女 警視庁文書捜査官」(木曜午後9:00。初回2時間スペシャルは午後8:00)のSeason2に、谷原章介と皆川猿時が新たにレギュラーキャストで参加することが分かった。

同作は、警視庁捜査一課「特命捜査対策室」第6係(文書解読係)に所属する肉体派熱血刑事・矢代朋(波瑠)と、文字フェチの頭脳派刑事・鳴海理沙(鈴木京香)がバディを組み、文字を糸口に未解決事件を捜査していく刑事ドラマ。2018年4月期に連ドラが、19年4月にもドラマスペシャルが放送された。

波瑠と鈴木の美しき最強凸凹バディを中心に、沢村一樹、工藤阿須加、山内圭哉、高田純次、遠藤憲一ら濃厚キャラクターを演じる男性陣も大活躍。未解決事件の捜査を通して繰り広げられる、時に笑えて、時に胸が熱くなる絶妙なアンサンブルが魅力となっている。

谷原はドラマスペシャルでゲスト出演しており、今回も京都府警捜査一課の刑事・国木田哲夫役を演じる。前回は、朋&と沙と連携し、東京と京都で起こった連続殺人事件を捜査。いつも一生懸命な朋に好意を寄せ、ラストシーンでは「次こそはデートしような」とラブコールを送っていた国木田が、なんと第6係の新しい係長となって、メンバーをけん引することになる。

この驚きの展開に、谷原も「国木田はスペシャルの最後で、朋ちゃんに『またね!』と言ってウインクして去って行きましたが、仲間として帰ってこられるなんて! 『未解決の女』の世界にまた参加することができて光栄です」と大喜び。スペシャルで好評を博した、はんなりと上品でありつつ、時折ちょっぴり鼻につく言葉で毒も吐く京男ぶりは今回も健在で、「遠藤憲一さんのハードボイルドさとは対照的な品のよさを前面に出していきたいと思います」と意気込みを語っている。波瑠も「谷原さんはスペシャルの時、常に読書されている姿が印象的でした。6係にさらに“いい声”が増えそうで、今後の撮影が楽しみです」と胸を弾ませた。

一方、初参戦の皆川が演じるのは、第6係に嫌みの集中砲火を浴びせる警視庁捜査一課「特命捜査対策室」の室長・古賀清成(沢村)を四六時中サポートする室長補佐・宗像利夫。古賀の側近だけあって、かなりの処世術の持ち主。とにかく基本ラインは、古賀に絶対服従と見えて、たまにそっと正論を進言し、ムチャクチャな古賀をうまく軌道修正させるなど、なかなかのやり手だったりもするキャラクターだ。

皆川は「皆様の足を引っ張らないように、面白い作品作りに少しでも貢献できるように、皆川猿時・49歳、ベスト体重の95kgで挑ませていただきます(笑)。よろしくお願いします!」と気合十分。さらに役柄について「ボスにもウザがられる腰巾着豚野郎です(笑)。ある意味、とっても人間的なキャラクターではないかと思います。ソーシャルディスタンスぎりぎりを攻めたいです!」と宣言し、「この作品は、私の勝手な解釈なのですが『わがまま』で『ひょうひょう』とした『空気が読めない』刑事がたくさん出てきます(笑)。もう大変なんです。ただでさえ大変なのに、そんな『めんどくさい』刑事たちが大真面目(!)に未解決事件に挑むというのですから、もうね、おかしくて笑っちゃいます。しまいにはジーンとしちゃったりして。そんなわけで、奥さん必見ですよ! 約束!」と猛アピール。波瑠も「皆川さんはさすがのコメディー力で、一緒のシーンでは圧倒されています」と驚くほどコミカルな芝居を連発し、作品に新たな風を吹き込む。

第1話となる2時間スペシャルでは、テレビにも出演するほどの売れっ子弁護士・有田賢太郎が、自身の不倫騒動で好奇と非難の目にさらされる中、撲殺体となって見つかる事件が発生。奇妙なことに、遺体の周辺には破られた紙片が散乱しており、それを貼り合わせると不穏な一文が浮かび上がる。それは「もーいちど ころす しょーしたい」という文言だった。だが、有力な容疑者は特定できず、時は過ぎていった。この未解決事件から5年。警視庁捜査一課「第3強行犯捜査殺人犯捜査」第5係の刑事・岡部守(工藤)が、つい先日係長に昇進した桑部一郎(山内圭哉)の依頼を携え、未解決事件の文書捜査を担当する第6係に、ある新たな事件の文書を解読してほしいと訪ねてくる。被害者は建築現場の日雇い労働者・幸坂達治。現場から逃亡した男に火をつけられたと思われる幸坂は、指紋も取れないほど無残な焼死体で見つかった上、彼の部屋にはなんと「もーいちど ころす しょーしたい」と書かれた紙が落ちていた…。

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