“5大メジャー制覇”の夢へ向けてリスタート 河本結がコロナに負けず渡米「死ぬほど練習して目標達成したい」

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羽田空港から米国へ飛び立った河本結 夢のリスタートを切る(撮影:ALBA)

“夢”への挑戦が再び始まる。今季から米国女子ツアーに参戦している河本結が14日(火)、羽田空港発の航空便で米国に向け出発した。現地到着後は2週間の隔離期間を経て、今月31日からのツアー再開試合「LPGAドライブ・オン選手権」への出場を予定。ここから出場が正式に決まったメジャー大会「全英AIG女子オープン」(8月20〜23日、ロイヤルトゥルーンGC=スコットランド)に向け本格的に動き出す。

2020年は心機一転の年になるはずだった。米本格参戦後のデビュー戦となった今年1月の「ゲインブリッジLPGAアット・ボカ・リオ」では、いきなり8位タイに入る活躍。その後、2月にはオーストラリアでの米ツアー2連戦に出場するなど、慣れない海外で戦いを続けた。しかし、この頃から世界中で猛威をふるうことになる新型コロナウイルスの影響が出始める。ツアーの中止が続き、それを受けて日本に戻ることになった。そこからは地元の愛媛県などで調整を続け、先月末には国内女子ツアー開幕戦となった「アース・モンダミンカップ」にも出場した。

現在の状況を考慮すると、このままもう少し日本で過ごす選択肢も「あった」と明かす。しかし「もちろんコロナは怖いです。でも、どうしたいかを考えたらアメリカに行きたい。(米国行きが)9:1という気持ちでした」と、ツアーが再開する今月末に合わせて渡米することを決断した。

それは“5大メジャー制覇”という「夢」への強い思いがあったからこその行動だ。「今はそんなことを口にする実力ではないのは分かってますが、アメリカに渡って心とゴルフを強くすれば必ずできると信じています。死ぬほど練習して、目標を達成して日本に帰りたい」。一日でも早く現地での生活や、米国特有の芝などプレー面でも順応するため、少しでも早いタイミングでの渡米を決めた。

現地到着後はトレーニングなど可能な範囲で体を動かし、隔離期間を終えたらすぐにオハイオ州に移動。そこから「一日中クラブを握れる」と待ちわびている猛練習期間に入る。そして同地でLPGAドライブ・オン選手権、「マラソン・クラシック」と2連戦を戦った後、英国入り。メジャー前哨戦の「アバディーン・スタンダード・インベストメンツ・スコットランド女子オープン」に出場することができれば、そこで腕慣らしをし、翌週に全英女子オープンを迎えるという青写真を描いている。

日本滞在中には米ツアーに参戦する選手のミーティングにも参加。ここでツアーを戦ううえでの不安は「クリア」な状態になった。そしてこの日、大量のマスクやアルコール消毒液など感染予防グッズも携え日本を発った。

「ゴルフの質をあげて、強い選手になる。そのためにたくさん試合に出たいし、色々と経験を積みたいです。一試合一試合頑張ります」。そう笑顔で話すと、新型ウイルスの影響で人もまばらな羽田空港から“世界”へと飛び立った。