ブルージェイズ 背番号「1」のパッチでフェルナンデスを追悼

ブルージェイズは日本時間7月14日、今年2月に亡くなったトニー・フェルナンデスを追悼し、2020年レギュラーシーズンで背番号「1」の特別な追悼パッチがついた記念ユニフォームを着用することを発表した。フェルナンデスは出場試合数(1450)、安打(1583)、三塁打(72)の各部門で球団記録を保持。2000年には西武でプレーし、パシフィック・リーグ4位となる打率.327をマークした。

マーク・シャパイロ球団社長は「トロントにおいて、トニーほど球界でチームやファンにインパクトを与えた選手はほとんどいない。彼が残した素晴らしい数字や実績以上に、トニーの試合でのプレーやチームの一員としての振る舞いは、野球ファンの心に響いた」と語り、改めてフェルナンデスの死を悼んだ。そして「彼を偲んでパッチをつけることは、全国のブルージェイズ・ファンに代わって彼の並外れた人生を称えることになる」と述べ、ユニフォームにフェルナンデスの追悼パッチをつけることを明らかにした。

1979年にブルージェイズと契約したフェルナンデスは、1983~90年、93年、98~99年、2001年と4つの期間に跨って合計12シーズンにわたってブルージェイズに在籍。在籍期間中にオールスター・ゲームに4度選出され、86年から4年連続でゴールドグラブ賞を受賞した。シーズン途中にメッツからブルージェイズに加入した1993年にはポストシーズンで3割を超えるハイアベレージを残し、ワールドシリーズ制覇に貢献。メジャー通算ではブルージェイズを含む7球団で合計17シーズンにわたってプレーし、通算2276安打、246盗塁をマークした。

引退後の2008年、ブルージェイズでの活躍が認められてカナダ野球殿堂入りを果たした。また、ブルージェイズでも「レベル・オブ・エクセレンス」として本拠地ロジャース・センターの400レベルでその他の球団レジェンドたちとともに功績を称えられている。

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