『メルセデス・ベンツ Vクラス』が一部改良。対話型インフォテインメント“MBUX”を搭載

 2015年にデビューした3代目『メルセデス・ベンツ Vクラス』が一部改良を受け、安全運転支援システム“レーダーセーフティパッケージ”と対話型インフォテインメントシステムの“MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)”を標準装備とし、7月13日より発売が開始されている。

 日本市場でも1998年から導入され、一時期は『ビアノ』としても展開されたメルセデス・ベンツ唯一のスライドドア・ミニバン『Vクラス』は、この3代目モデルからクリーンディーゼル搭載モデルを軸に展開。

 2019年10月にはマイナーチェンジが実施され、7名乗車のシートレイアウトや左右両側の電動スライドドア、リヤエンターテインメントシステムなど人気装備や専用アクセサリーの拡充を図るとともに、2.2リッター直列4気筒ディーゼルを最新世代に換装するなど、唯一無二の存在として機能強化が図られている。

 その『Vクラス』に実施された今回の一部改良では、ファミリーユースのモデルには必須装備となる安全運転支援システムが標準装備化。

 レーダーで先行車を検知することで追突のリスクを低減するアクティブブレーキアシストや、最適な車間距離を自動で維持するとともに先行車が停止した場合は減速停止するアクティブディスタンスアシスト・ディストロニック、ドアミラーの死角範囲をレーダーによってモニターして危険性を警告するブラインドスポットアシスト、車線逸脱をステアリングの微振動で警告するレーンキーピングアシストに、危険を察知した際に安全装備の効果を最大限に高めるPRE-SAFEなどを含む、先進の安全運転支援システム“レーダーセーフティパッケージ”が搭載された。

 また、4代目『Aクラス』で初登場し、以降の最新モデルに順次搭載されてきたAI人工知能技術を活用したインフォテインメント“MBUX”も初採用され、ダッシュボード中央に10.25インチのワイドスクリーンと、自然対話式音声認識機能を備えた最新のインターフェースを搭載。

 ボイスコントロールは「Hi, Mercedes」のキーワードで起動し、音声認識機能では目的地入力、電話通話、音楽選択、メッセージ入力・読み上げなど多くのインフォテインメント機能に加え、空調のコントロールや照明など多様な便利機能にも対応している。

 標準カタログモデルは2.2リッター直列4気筒クリーンディーゼル(163PS/380Nm)と7速ATの7G-TRONIC PLUSのパワートレインに対し、従来どおり3種のボディバリエーションを用意。全長5mを切るV220dから、V220dアバンギャルド ロング、V220dアバンギャルド エクストラロングの3グレード構成で、価格は781万〜831万円(税込)となっている。

メルセデスコール:0120-190-610
メルセデス・ベンツ日本ウェブサイト:http://www.mercedes-benz.co.jp

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