【新型コロナ】新宿で5回観劇の看護師が感染 川崎、市立小教諭の感染も新たに判明

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は14日、市立川崎病院で新生児集中治療室(NICU)と新生児治療回復室(GCU)に勤務する非常勤で40代の女性看護師が感染した、と発表した。集団感染が起きた東京・新宿の劇場で上演された舞台を観劇。無症状だったが、遺伝子検査を受け、陽性と判明した。市は2室の新規入院の受け入れを、14日から2週間程度、中止する。

 市病院局によると、2室に現在入院している新生児8人と職員18人に遺伝子検査を実施した結果、新生児全員と職員6人は陰性と分かった。既に退院した新生児3人と職員15人は15日に検査を受ける予定。

 看護師は1日から5日までに計5回、観劇。2、3、6、8、9日と、12~13日朝に2室の夜勤を担当し、マスクを着用していたという。

 また川崎市教育委員会は14日、幸区の市立小学校に勤める40代の男性教諭が感染したと明らかにした。感染した宮前区の小学校教諭の家族で、無症状だったが検査を受けた。職員室勤務で生徒と接触しておらず、感染した可能性がある期間に働いていなかったことから、市教委は校内を消毒する一方、臨時休校は見合わせた。

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