竹内愛紗&板垣瑞生&武田玲奈&ゆうたろう☆「シックスティーン症候群」ドキドキの“四角関係”の結末とは?

FODで配信中の「シックスティーン症候群」は、それぞれ悩みやトラウマを抱えた16歳の高校生4人が、自分らしさと向き合い、居場所を見つけていく青春群像ドラマ。ボーイッシュなヒロイン東息吹を演じる竹内愛紗、ゲーム感覚から次第に息吹にひかれていく浅田睦巳を演じる板垣瑞生、息吹の幼なじみであり男嫌いの織田沢めいを演じる武田玲奈、女子からマスコット扱いされている櫻井直を演じるゆうたろう、今回はメインキャスト4人が登場。現場での仲良しエピソードや、16歳だった頃の思い出などを語ってもらった。

――この作品では、4人それぞれが問題を抱えていて、言っていることと思っていることが違うという複雑な役柄です。演じていてどうですか?

竹内 「私が演じる息吹が思っていることと真逆のことを言っちゃうっていうのは、強がりだったり、ほかの人に見せない弱さだったりするんですよね。私自身もあるんですよ! あれ、あるのかな?」

板垣 「それは僕らには分からない(笑)」

竹内 「私は、何か悩んだりしても、あんまり人には相談しないで、自分の中ですっごい悩んで、自分の中で完結するところがあるので。そこは息吹ちゃんと似てるのかなって思いました」

武田 「めいは、けっこうストレートな気がしますね。自分の思いを言葉にしていたイメージ」

板垣 「僕が演じた浅田の場合は、性格が二つあるんです、二面性みたいな。いつでもヘラヘラしていて、どんな気持ちも笑顔でできちゃう役だったので。その笑顔が本当にうれしいか、うれしくないかだけの違いだから、そういう意味ではやりやすかったです。相手に興味がないから優しくできる、優しくない優しさ、だから優しい、みたいな。そういう感じでやっていました」

ゆうたろう 「僕もそうでした。直くんは普段はけっこう内気なんですけど、最初は息吹に助けてもらったことから“好きかも”みたいな。その気持ちに素直過ぎて、告白しちゃうんですけど(笑)」

竹内 「告白、したよね(笑)」

ゆうたろう 「元々のエネルギーはないけど、何かが芽生えたら、それに対しての行動力がすごい子なので。一番素直な子なんだろうなぁって思いながら演じてた。僕もそういう部分があるから、やっていてすごく楽しかったし、やりやすかった。僕自身、本当は弱い小心者なのに強く見せたがるので、それはそれで“自分めんどくさいな”って気付きましたね(笑)。自分が16歳の時と比べて、自分を見つめ直す時間になったかも」

武田 「めいも16歳の女の子なので、視野の狭さとかは16歳の時の自分と同じかなって思ったり。今の自分と比べると、何だろうな、不器用さとかが似ているなって思います。自分的に不器用だと思っているので」

――キュンキュンするポイントがたくさんありますが、印象に残っているシーンを教えてください。

武田 「私的には、カラオケでの息吹と浅田、2人のシーンが良かった!」

竹内 「ああ~!! 浅田が助けに来てくれるけど、ボコボコにされちゃうシーンだ!」

武田 「で、最後に2人で話すじゃん、あそこのシーンが好き!」

ゆうたろう 「かわいかった。キュン、だよね」

武田 「キュンポイントです!」

ゆうたろう 「最初は、息吹が浅田に対してすごく苦手意識が強かったのに、そういうことがあってちょっとずつ2人の距離が近づくシーンだったから。そこは“きゃっ!”ってなる。10代の子にはぜひ見てほしい!」

竹内 「私は、めいちゃんと直くんのラストシーン」

板垣 「ああ、あそこはいいよね~! 分かる~!!」

ゆうたろう 「あそこのシーンがクランクアップだったんだよね」

武田 「そうそう!(ゆうたろうに向かって)ね!」

ゆうたろう 「もう目が真っ赤になっちゃって(笑)」

武田 「そう、最後すごかった(笑)!!」

ゆうたろう 「ぐちゃぐちゃになっちゃって。最後、監督と撮影させたもらった写真を見たら、“めっちゃ顔が真っ赤で目がパンパンじゃん!”って(笑)」

竹内 「いや、あのシーンは、ほっこりです!」

ゆうたろう 「直くんは、ラブシーンがあんまりないので。だからこそ、僕はほかの3人の三角関係のリアルな関係性を見てほしい! “ああ、女の子同士でこんなことするんだ~”みたいな。割と原作どおりというか、めいちゃん結構攻めるじゃん、っていう(笑)」

武田 「めいちゃんは確かに攻めだから(笑)」

竹内 「あれ、初日だったよね(笑)! めいちゃんの家のシーンが全部初日だったので、一緒にベッド入って寝て…」

武田 「うん、初日だった(笑)」

板垣 「すごいね!!」

ゆうたろう 「いいね! “これ、初日に撮ったんだ~”って、そう思いながらもう1回見るわ(笑)」

全員 「(爆笑)」

ゆうたろう 「16歳の子って、デートとか、チュウとか、初めてのことがいろいろあるじゃないですか。そのちょっと気まずい感じとドギマギ感をリアルに感じてもらえそう」

板垣 「あとさ、携帯で内情を語るシーンがあるでしょ?」

ゆうたろう 「ああ、あったね! 一人一人のオープニングシーン」

板垣 「そうそう、僕、あれを見てほしい」

ゆうたろう 「なんか新しかったよね。それぞれの場所で、それぞれの形で」

武田 「ちょっとリモート、みたいな」

竹内 「確かに! リアルだよね、あそこ」

板垣 「現代の高校生の感じそのままというか」

武田 「みんなに見せない顔を見せてね」

――写真撮影の時に、皆さんとても仲がいいなと思いました。現場での雰囲気はどうだったんですか? はやっていたことは?

ゆうたろう 「あのまんまでした!」

板垣 「はやっていたのは、ご飯とサウナ!」

武田 「確かにね!」

ゆうたろう 「撮影場所が静岡だったので、水がきれいってことで、ご飯とサウナは撮影終わりによく行ったよね。撮影の終わる時間がそれぞれ違うから、時間差で合流して、とか。この4人で最初に食べたのは、タンしゃぶ!」

竹内 「そう、牛タンのしゃぶしゃぶね!」

板垣 「うまかったね~! あれね~!」

竹内 「私の一番はいちご! 紅ほっぺのいちごが本当においしかった!」

ゆうたろう 「水がきれいっていいよね。ホテルの水道水もそのまま飲めるって書いてあったし。楽しかったよね!」

武田 「楽しかった~!」

――皆さんが実際に16歳だった時の思い出を教えてください。

ゆうたろう 「(板垣に向かって)言っても3年前でしょ?」

板垣 「僕、ほんと暗かったんですよねぇ…」

竹内 「今と全然違う感じ?」

板垣 「うん、あのねぇ、あんまり覚えてないんだけど(笑)」

ゆうたろう 「え、ウソでしょ!?」

武田 「クラスの中で、どんなキャラクターだったの?」

板垣 「しゃべんない、暗い、イヤホンしてるヤツ。教室の端でパーカー被ってる、みたいな(笑)」

竹内 「クラスではしゃいだりとかは?」

板垣 「いや、まったくそんな感じじゃなかった。ごめんなさない、何も出てこなくて(笑)」

ゆうたろう 「でも、僕も16歳の時は何でもネガティブに考えちゃう時期で、今より暗かった。1人で大阪に行って仕事をしていたけど、変に悪い方にばっかり考えちゃってた」

竹内 「そうだったんだ…」

ゆうたろう 「人と接していても“あ、今こんな風に思われてるんだろうな”って、被害妄想ばっかりで。それが苦しくて、ポジティブにしようと思って、ファッションとかメークとかに挑戦したんだけど」

板垣 「ああ、それで変われたんだ!」

ゆうたろう 「そう! “思い切って人の前に出ちゃえ”と思って出たら、すごく楽しかったんで、そこから変われた気がする」

竹内 「私は仕事を始めたのが15歳の時で、事務所の寮に入って、高校生活と仕事を両立させるっていう感じだったんだけど。お母さんとか、お兄ちゃんとか、家族みんながいない不安とか、“この仕事やっていけるかな?”っていう不安もあって。だからほんとに『シックスティーン症候群』みたいに、将来について“大丈夫かな?”って深く考えた1年でした」

武田 「私が16歳の時は、まだお仕事をしていなかったので。地元が福島なんですけど、福島の高校で普通の高校生として1年を過ごして、ふわふわしていましたね。当時はあんまり深く考えられていなかったので、その日のままに、というか。バイトとかもしていたけど、漠然と“いつかは東京に行きたい!”という思いはあった」

板垣 「僕は暗かったからなぁ…(遠い目)」

ゆうたろう 「16歳の思い出がないんだもんね(笑)」

武田 「闇が見える(笑)!」

竹内 「闇だ(笑)!!」

板垣 「すごく屋上が好きでさ…」

竹内 「青春ドラマみたい(笑)」

板垣 「その時ドラマに出演してて。ドラマやって、グループやって、学校行って、みたいな。で、ドラマの現場が楽し過ぎて、現実になった時にすごく悩んでいる時期だった(苦笑)」

竹内 「友達との関わりは?」

板垣 「いや、だから、全然いなくて…」

竹内 「じゃあ、ひとりメシ?」

武田 「屋上で?」

板垣 「食堂行って」

竹内&武田 「あ、食堂なんだ!?」

ゆうたろう 「今と全然違うよね!」

――そして、いよいよドラマの終盤、ラストスパートですね。これからの見どころを教えてください。

竹内 「やっと仲良くなって、平和になったと思ったら、第2波というか。息吹が浅田の方に行っちゃって。そしたら、めいちゃんの闇の深さがどんどん出てきて、クライマックスが待っているので」

板垣 「ダークめいが…」

竹内 「最終回に向かうにつれて、上がっていきます、何かが!」

ゆうたろう 「緊迫するというか、ドキドキするシーンが出てくるよね! 4人それぞれ性格や抱えているものが違うので、自分に置き換えてみると“うわ~!”ってリアルに、近い感覚で見られるんじゃないかな」

竹内 「確かに! 10代の方は自分と重ねながら、年齢が上の方は昔を思い出しながら、それぞれが今の自分と重ね合わせながら見られるドラマになっているんじゃないかなって思います」

武田 「人間、誰しも何かしらコンプレックスを抱えていると思うので、どこかに共感してもらえたらいいですね」

板垣 「単なる子どもたちの話じゃなくて、かなり見応えがあると思うので、ぜひ見てもらいたいですね」

【番組情報】

__「シックスティーン症候群」
__FOD
金曜 深夜0:00配信

めい(武田)が誘拐事件の被害者であったことが学校で明るみに。封印していた幼少期の記憶がよみがえってしまっためいは、息吹(竹内)に対する執着と依存をさらに深めることに。積み上げてきた4人の友情にも亀裂が…。

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(応募期間:2020年7月15日正午~7月22日午前11:59)

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取材・文/依知川亜希子 撮影/為広麻里

衣装協力/NOWHOW JEWELRY、KOH’S LICK CURRO [竹内]、ヒューミス、ディスカバード、ファクトタム/ファクトタム ラボ ストア[板垣]

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