長崎大学病院 男性職員感染 県内31人目

長崎大学病院=長崎市坂本1丁目

 長崎市は14日、同市内に住む長崎大学病院の20代男性医療従事者が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者確認はクルーズ船の集団感染を除き31人目。
 同病院によると、男性医療従事者は今月3日に感染が確認された同病院の実習生=20代同大男子学生=と接触があり、同日から2週間の自宅待機中だった。
 4日のPCR検査で陰性を確認し、職場復帰を前に14日再検査したところ陽性反応が出た。同病院は15日午前10時から記者会見を開く。医療体制は通常通りという。
 同病院では8日にも消化器内科の個室に入院していた60代男性患者の感染が確認されている。
 一方、クラスター(感染者集団)が発生した長崎みなとメディカルセンター(新地町)は、計約1100人の職員や約300人の入院患者に対する検査を順次進めている。14日は国立感染症研究所感染症疫学センターの医師がメディカルセンター入りし、院内の現状や今後の対応などに関する評価、指導に着手した。


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