長崎・MICE作業員感染 工事中断、接触者検査へ

 長崎市は14日、同市のMICE(コンベンション)施設「出島メッセ長崎」の建設工事で、男性作業員1人が新型コロナウイルスに感染したことを明らかにした。作業員と接触した他の作業員らの検査を順次、進めている。工事は当面中断するが、来年11月の開業時期について市は「現時点で影響はない」としている。
 作業員は13日に市が発表した感染者4人の中の1人とみられる。市交流拠点施設整備室によると、12日夜に九電工などによる事業者側から作業員が感染したとの報告があり、13日に工事を停止した。現場の消毒は既に終了。現場では約100人が働いており、市は作業員の接触者の把握を進めている。
 建設工事は昨年8月に着工した。出島メッセに併設するホテル「ヒルトン長崎」とNBC長崎放送の新社屋の建設工事への影響はない。


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